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思ったことについていろいろ

芯のあるリッチな音 イヤホン SE535

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音の印象

芯のある音。高い解像度と奥行きを感じる低音十分なリッチな音。

購入時期

2016年3月頃

はじめに

SE535はバランスド・アーマチュア(BA)を3基積んだカナル型イヤホン。(トリプルBA)
1基は高音、残り2基は低音の2Wayという構成。
高級イヤホンとして必ず名前が上がる有名な機種。

SE215、SE315、SE425と来て、その他いろいろな値段の高いイヤホンを買っている状況でいよいよイヤホンスパイラル末期となり、スパイラルを止めるため買った。
ちなみに色はメタリックブロンズ。

参考(SE215、SE315、SE425のレビュー)

pitokka.hateblo.jp
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メーカーサイト

www.shure.co.jp

外観など

付属品など
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ハードケース付き
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中に付属品が入っている。
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SE425にはなかったボリュームコントローラが付いてくる。
音量を下げることができる。
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標準プラグ変換アダプタ
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スマホケースでも挿さるように段差の付いた改良版。
発売当初は段差がなく、スマホケースが付いた状態だと挿さらなかったらしい。
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その他写真
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エージングは必要

まずエージング(バーンイン)が必要です。すぐに音を評価してはいけない。
はじめはバラバラで微妙な音が流れ、焦りました。
しばらく鳴らし続ける事で、音にまとまりと奥行きが出て、良い音になる。

音質について

完璧な音。SE425に低音と高音を追加し、音の厚みが増え、解像度が大きく上がり完璧な音となっている。
ボーカルのリアルさは凄い。艶を感じる。
低音に2基使用という事で、リッチさを感じる十分な低音の量となっている。
質としてはダイナミック型の重厚な低音ではなく、引き締まった低音。ボワついていない。
重低音というわけではない。特別低音の量は多くない。バランスの良い低音。

音場は狭め。ただ奥行きはある。
芯のある音と言う評価が一番合うと思う。
ぎっしりとした厚みのある解像度の高い音。
2wayとなっていますが音の繋がりは自然。
SE425で感じた中音の濁りもSE535では感じない。
とにかく音の表現力が凄い。BAが1基増えただけでSE425とは次元が違う。

SEシリーズ共通のクリアながら、ほのかに温かみのある音。
高音は刺さらず、聞き疲れしにくい。が、低音に音圧があるので、SEシリーズの中では聞き疲れしやすいか。
しかし、あくまでもSEシリーズの中ではということでイヤホン全体で考えればやはり聞き疲れはしにくい方。

ただハイレゾ音源で女性ボーカルものだと人よってはちょっと刺さるかも。

特別高音は出ていない機種なので、人によってはもう少し高音が欲しいと感じると思う。
このSE535には高音を伸ばしたチューニングのLTDモデルがありますが、そのためのLTDモデルだと思う。

最後に

非常に音が良いです。どんな音源も完璧に違和感なくバランス良く鳴らす。
これだけ値段が高かったら良い音に決まっていると言うか、良い音でないと困りますが。
これまでの自分が書いたSEシリーズのレビューでは「モニターライクな音なので、人によってつまらない音と感じると思う。」と書いていましたがこのレベルになるとつまらなさは感じません。本当に出すべき音を鳴らしている感じ。しっくりくる音と言うか違和感が無い。
視聴などでこの音が好きでないのなら、味付け・色付けされた音が好きなタイプということで、モニターライクなSHUREのイヤホンは買わないほうが良いと思う。
SE215の音が好きな人は絶対に気に入る音。
自分はこれを書いている時点で別メーカであるWestoneのW30(トリプルBA)を持っていますが、こちらのSE535の方が自分は好き。(W30も好きですけども)
BA型高級イヤホンの名機。発売からかなりたった今でも未だに色あせない。
味付けのない高品質な音を聞きたい人におすすめ。

モニターライクな音 イヤホン SE425

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音の印象

バランスの良い音。モニター系の音。

購入時期

2015年10月頃

はじめに

SE425はバランスド・アーマチュア(BA)を2基積み(デュアルBA)、BA1つが高域、もう1つが低域の2Way構成のイヤホン。
SE215、SE315と来ていよいよSHURE(シュアー)の大ファンとなって、SE425が気になって買った。(完全なイヤホンスパイラル)

参考(SE215、SE315のレビュー)

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pitokka.hateblo.jp

メーカサイト

www.shure.co.jp

外観など

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付属のケース
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SE425から下位モデルとは違い、ハードケースとなっている。
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SE425から標準プラグ変換アダプタが付いている。
そのレベルの使用にも耐えられるという自信を感じさせる。
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Lプラグ。スマホケース付きでも挿せるように段差がついた改良版。
発売当初は段差がなく、スマホケースが付いた状態だと挿さらなかった。
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その他写真
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SE315との比較
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パッケージから取り外した時、潰れていた。
しばらくしたら元に戻りますが、ちょっとパッケージングは雑。
標準のMサイズはもう1セット付いているので、最悪はそちらを使えますが。
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イヤピースはSE315と同じ構成なのでSE315の時の写真を載せます。
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エージング(バーンイン)は必要

まずはじめにこのイヤホンはネット上でいくつか指摘されていますがかなりエージングに時間がかかります。
すぐに音を判断しないほうが良いです。最初は正直買って損したかもとちょっと焦りました。淡々と鳴らし、凄いつまらない音が出ます。
1日の鳴らし運転では足りません。数日鳴らし続ける必要があります。
エージングの結果、音が明るくなり、つまらない音では無くなります。
普通に聞きながらの自然なエージングでは時間がかかるので精神衛生上、すぐに音を聞かず、音を常識的な音量で鳴らしっぱなしにしてエージングを行ってから聞いた方が良いと思います。
BA型イヤホンはエージング不要という声もありますが、この体験で自分は完全にBAイヤホンエージング肯定者となった。

フラット

このイヤホンは専門家やネットなどのレビューでフラットと言われています。
メーカー自身も「正確でバランスのとれたサウンド」という表現を使用し、正確な音という事をアピールしています。
自分は今まで何を持ってフラットと判断すればいいんだと思っていましたが、メーカーが正確な音と言っているのだからと、このSE425の音をフラットとして、自分のイヤホンレビューはSE425を基準にドンシャリ、カマボコなどと判断しています。

音質について

SE315と比べ、足りなかった低音が追加され、中音が引っ込み、バランスの良いフラットな音になっている。
適度な低音が追加された事により、音に厚みが出て、SE315よりさらに解像度が上がっている。
低音の量が増えたとは言え、一般的なダイナミック型イヤホンと比べると、低音の量は少ないです。
特に何かを強調している感じはしません。バランスの良い音。
モニターライクな音なので、人によってはつまらない音と感じると思われる。
音場は狭め。その代わり音の形が分かる。メロディーラインを掴みやすい音。

SEシリーズ独特のクリアながら温かみある音で、聞き疲れはしにくい。

2wayということで、音を分けるクロスネットワーク回路を積んだ影響か、中音の新鮮さはSE315より落ちる。若干濁りを感じる。(あくまでSE315と比べた話。)

高音は全然刺さらない。ネットでこの音を刺さると言っている人もいますが正直信じられない。どちらかというとむしろ高音はそんなに出ていない機種です。

SEシリーズの中でも音量は取りにくい機種です。一般的なイヤホンより音量を上げる必要があります。(上位のSE535は何故か逆にSEシリーズの中で1、2を争うほど音量を取りやすい機種になっている)

最後にこのレビューを書いている時点でさらに上位のSE535を手に入れていますが、Webの感想では、SE535よりSE425の方が好きだと言う人がいます。
適度な低音の量でスッキリした音なので、低音が苦手な人はSE425の方が良い音に感じるのかなと思います。(ちなみに私はSE535の方が圧倒的に好きです。)

装着感

イヤホン最高レベル。
SHURE掛け、フィットする形、ソフト・フォーム・イヤパッドのつけ心地の良さなどレベルが高い。

遮音性について

イヤホン最高レベル。
これがダメだったらノイズキャンセリングしかない。

最後に

どんな曲もそつなく鳴らすイヤホンです。
高い解像度、バランスの良いサウンド。
モニターライクな音なので人によってはつまらなさを感じると思います。
味付けの無い本来の音を聞きたい人におすすめ。
イヤホン好きの人は音の基準として1つ持っておくのも良いと思います。

eイヤホン(楽天市場


更新履歴

2016/05/07 文章を修正・追加

スッキリとした音 イヤホン SE315

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音の印象

カマボコ。柔らかで新鮮でスッキリとした音。モニター系サウンド。

購入時期

2015年9月頃

はじめに

まず、始めはお店で視聴して、SE215と比べ、妙にスカスカな音だなと感じ、これで20000円台は無いなと思っていた。
しかし、その後、SRH144、SE215を手に入れ、すっかりSHUREのファンになり、SHUREならいい音だろうと変な信頼を持ち、SE315を購入した。
SE315はバランド・アーマチュア(BA)を一基使用したイヤホン。SHUREのBA型で一番手に入れやすい機種。
SHUREのBAイヤホンを持っておきたいというのもあった。

参考
pitokka.hateblo.jp

メーカサイト

www.shure.co.jp

外観など

付属品など
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イヤピース
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SE215には無かった「トリプルフランジ・イヤパッド」と「イエロー・フォーム・イヤパッド」が付いている。
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Lプラグ。プラグ部分はスマホケースをつけた状態でも挿さるように段差が付いた改善版。
発売当初はこの段差が無く、ケース付きでは挿さらなかったようです。
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キャリングケース
カラビナ付きでフックなどに引っ掛けられるので嬉しい。
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クリーニングツール。これがなかなか便利。イヤホン好きならひとつは持っておきたい。
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ケーブルは着脱式。断線してもケーブルを差し替えて復活させることができる。
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ソフト・フォーム・イヤパッド。裏の点の数でサイズが分かるようになっている。
なお、SE315以上の機種(SE425など)は本体にすでに付いているMサイズが袋にも入っている。
つまりMサイズがもう1セット付いている。
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SE215とは違い、型番、SHUREロゴが凹凸の中に印字及び、コーティング?されており、ハゲにくいものになっている。
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その他写真
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音質について

ソフト・フォーム・イヤパッドを付けての感想。
音のバランスはカマボコ。中音がメイン。スッキリとした音。音のヌケが良い。
音は柔らかく、聞き疲れしにくい。高音は全然刺さらない。
シングルBAの割に低音が出ている。ダイナミック型と比べるとかなり少ないですが。必要十分の低音。
低音は乾いた感じの音。
ボーカルが前に出ており、ボーカルホンとして最適。
自分はSE315を買った後、SE425を買いましたが、フルレンジと言うことで中音に関してはSE425よりよい。

シングルBAということで、音を分けるクロスネットワーク回路を持たない影響か、新鮮な音がします。
新鮮てなんだよって感じですが、そう感じるので素直に書いておきます。
音に濁りを感じないというか、クリアというか、自然な音というか、やっぱり新鮮という言葉が一番しっくりくる。

スピード感もある。超高速スピードの曲を聴いてみると、なかなかのレスポンスを見せる。(ちなみにSE425は少しレスポンスが落ちる)

味付けがほとんど無いモニター系サウンドですが、明るさを兼ね備えていて、SEシリーズの中でもノリよく聞ける。
音場はシングルBAにしては広め。上位モデルのSE425、SE535より広い。

あえてマイナス点を書くと、やはり低音が少なめなので、曲によっては薄く感じる。
が、このスッキリさがこのイヤホンの魅力でもある。

この記事を書いている時点でSE315以外に、SE425、SE535も手に入れていますが、積極的にSE315を使おうと思うだけの音がある。(上位モデルには無いスッキリさときらびやかさがある。)

遮音性について

イヤホン最高レベル。電車内など騒がしい場所に最適。
これがダメだったらノイズキャンセルイヤホンしかない。

最後に

個人的に2015年の買ってよかったイヤホン ナンバーワン。
非常にお気に入りのイヤホン。
電車内イヤホンとして最高。
非常に高い遮音性、クリアで柔らかな音、解像度の高さ、聞き疲れしにくいなど。
個人的にはSE425より好きな音。

お店での視聴と実際買って聴いたのとでは音の印象がだいぶ違う。
このイヤホンの音の良さは、イヤピースを選べない騒がしいお店での視聴では判りにくいかもしれない。

非常におすすめ。

【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE315 ブラック SE315-K-J

【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE315 ブラック SE315-K-J

楽天(eイヤホン)


更新履歴

2016/05/04 文章追加、表現改善。

透明感ある中高音 イヤホン DUOZA

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音の印象

透明感ある中高音。ガツンとした低音。抜けの良い音。奥行きのある音。

購入時期

2015年7月頃

はじめに

会社はここ数年イヤホンで有名な共和ハーモネット(ブランド名:ZERO AUDIO)
この会社は主に電線メーカみたいですが、なぜか数年前からイヤホン業界に参入して、なぜかすごいイヤホンを連発して、全7イヤホン中6イヤホンがVGPを受賞など、ネットでの評判も良く、なんだかよく分からないけどすごい事になっている。
今回、自分が買ったのはZERO AUDIOの一番最新の商品であるZH-DWX10。型番とは別にDUOZA(デュオザ)と言う名前が与えられている。
ダイナミックドライバを2つ積んだデュアルドライバー。
タンデムマウントという上下に並べるのでは無く、前と奥に並べると言う珍しい構成。他社のイヤホンで似ている構成と言えばオーテクのIM50、IM70ぐらいだろうか。

公式サイト

ZERO AUDIO ZH-DWX10

外観など

付属品など
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左右で色が違う。
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イヤピースを外したところ
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ポーチ付き
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Lプラグ。細いのでスマホケースを付けている状態でも挿さる。
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絡み防止のスライダー付き
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音質について

タンデムマウントの効果か音に奥行きがある。
音の抜けが良く爽やか。凄い重厚な低音が出そうなデザインですが、意外にも透明感あるきれいで抜けの良い中高音が鳴る。もちろん低音もかなり多く出ているのですが、特別重低音では無いです。eイヤホンのレビューでガツンとした低音という表現が使われていますが、自分もこの表現を使いたい。ガツンとした低音。そうとしか言えない。
低音の質としては、タイトな音というよりはふくよかな重厚な低音。
解像度は1万台と言うことで高い。が他の1万台イヤホンと比べると特別高く無い。
その代わり独特の響きと言うか、奥行きがあり、良い意味でぼけている。
音の作りがうまい。
中高音が低音に埋もれていない。
音に丸みがあり、音の刺さりは無い。
音は取りにくい。他のイヤホンより、音量を上げる必要がある。
ポタアンをかました方が音が良い。

デザイン

個人的に好きなデザイン。ZERO AUDIOのイヤホンの中でも一番好き。
アルミで赤、黒がカッコ良い。
見た目で左右が分かり良い。

装着感

見た目ではあまり良くなさそうですが意外にも悪くは無い。
アルミボディということで、寒い日は耳に入れる際、ひんやりする。

ケーブル

ネットで良く話題になっていますが
電線メーカーの力なのか非常にしなやかです。
こんな柔らかいケーブルは初めて。
クセが付きにくく簡単にクルクル巻き取れ、ポーチに入れられます。

最後に

楽しく聴けるイヤホン。音が良い。
透明感ある中高音はかなり凄い。低音も凄いですが、中高音がこのイヤホンの最大の特徴。
おすすめ。

ZERO AUDIO ハイレゾ音源対応  カナル型イヤホン DUOZA  ZH-DWX10

ZERO AUDIO ハイレゾ音源対応 カナル型イヤホン DUOZA ZH-DWX10

更新履歴

2016/04/07 文章を詳しくした。

スピード感ある音 イヤホンHA-FX200

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音の印象

キレのあるドンシャリ。綺麗な高音。スピード感ある音。

購入時期

2015年7月頃

はじめに

以前、HA-FXT100を買ったのですが、視聴したHA-FX200の音が忘れられず、結局買った。
参考:
pitokka.hateblo.jp

公式サイト

www3.jvckenwood.com

外観など

付属品など
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ハードケース
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ハードケースの中。ポケットが付いている。
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FXT200とFXT100の比較
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FXT200とFXT100でコード分岐部分の太さが違う。FXT200の方が太い。
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音質について

ドライバーが2つあるという事で音に厚みがある。密度が高い。
HA-FXT100と比べ、全体的に解像度がかなり上がっている。
マグネットの数、パイプ、ハウジングの材質、コードを変えることでここまで変わるのかという印象。
HA-FXT100と特に大きな違いは高音の解像度がかなり上がっている点。
外など騒がしい場所で聞いていると、外の音と低音がマスクされ、高音が目立つのですが、その高音がきれいで思わずBA型イヤホンかなと思ってしまう程。(あくまでも雰囲気、印象がですよ!実際にBAと聞き比べたら全然BAの方が解像度が凄いですが。)

実際、メーカーインタビューではBA型のような解像度を意識していたみたいです。
参考:
www3.jvckenwood.com


音のバランスが良い。
音の傾向はドンシャリドンシャリとは言えボーカルは引っ込んではいなくちゃんと聴こえます。
とは言え、音のバランスはドンシャリ、カマボコ、フラット、ピラミッドどれかと言われれば、ドンシャリと即答できる感じ。そんなバランスです。
楽しく聴ける派手目のサウンドと言えば良いのかも。
高音は刺さるほどではないです。
低音はタイトな音なので聞き疲れは多少しやすいかも。
音場は狭め。その代わり密度が高い。

また、キレ・レスポンスが良い。
パッケージなどに「Hi-SPEED」と書かれており、スピード感を売りにしているだけあり超高速テンポの曲を再生するとキレの良さに思わず「ほお」と驚く。
HA-FXT100よりさらにスピード感は上。

デザイン

個人的に好き。カッコ良い。
ハウジングが耳からそんな飛び出さないので寝ホンとしてもいける。
シルバーで高級感がある。

ケース付き

すごくコンパクト。小さいのですが慣れるとスムーズに入れられるようになる。

最後に

下位のHA-FXT100と比べ、使い分け出来るほど音の傾向に差は無く、値段が高いほど良い理論の上位互換なイヤホン。なのでHA-FXT100はほとんど使わなくなった。
FX100より遥かに音がよい。もし、このFXTシリーズを買うのなら出来るだけHA-FXT200を買いたい。

個人的にお気に入りのイヤホン
コードの取り扱いやすさ、つけ心地、音がよいなど総合的な使い勝手の良さで、2〜5万のイヤホンをいくつか手に入れた現在でも使っている。
非常におすすめ。

イヤホン HA-FXT100 レビュー

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音の印象

キレのあるドンシャリ

購入時期

2015年6月頃

初めに

イヤホンスパイラルのきっかけを作ったイヤホン。
今まで使っていたイヤホンが古くなったので、お店でいろいろ聞き比べて買った。
本当は同じシリーズのHA-FXT200が欲しかったのですが、予算の都合上、HA-FXT100を買った。
ツインドライバーなのが心惹かれた。デザインも好み。

なお、私はこのイヤホン6000円台で買いましたが、Web上の情報を見ると、発売して間もない頃は10000円ほどで売られていたみたいです。ぶちゃけ音的には1万の価値はないです。6000円前後が適正価格。

公式サイト

www3.jvckenwood.com

外観など

付属品など
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本体外観
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ポーチ付き
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音質について

キレ・レスポンスが良い。
パッケージなどに「Hi-SPEED」と書かれており、スピード感を売りにしているだけあり超高速テンポの曲を再生するとキレの良さに「おお」と驚く。
パシンとキレのある低音。ただ凄いタイトというわけでもない。

解像度は値段なり。音場は普通か多少狭い。
ドライバーが2つという事で音に厚みがあり、高音が埋もれていない。
音のバランスが良い。聞いてみてすぐ良い音だなと感じる。聴き疲れしにくさは普通。ドンシャリなので曲によっては聴き疲れするか。

装着感について

装着感は良い。
イヤホンの中でも上位レベル。
フィットサポートと呼ばれるエラストラマー樹脂で作られた出っ張りがあるのですが、それが良い仕事をしており、耳で安定する。
ハウジングもコンパクトで目立たず良い。

コードも適度な太さがあり、タッチノイズも問題無い。
絡み防止のスライダーも付いており、スムーズに動かせる。

ポーチは布で使い勝手が良い。
個人的には合成皮タイプは好きでは無いので布タイプは嬉しい。

最後に

良いイヤホンです。
コードの質も良く、絡み防止スライダー、ポーチ付きなど使い勝手が良い。
ただ自分はお店で聞いたHA-FXT200の音が忘れられず、その後HA-FXT200も買っちゃいました。
この音が気に入ったら、個人的にはもう少し予算を積んで、HA-FXT200の方に行って欲しい気持ち。
HA-FXT200は音のレベルがかなり上がるので。

ヘッドホン ATH-A900Z レビュー

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音の印象

味付け少なめモニター系の音。程よくタイトだけど濃厚な低音。

購入時期

2016年2月頃

はじめに

今までSONYの「MDR-1R mk2」を使用してきたのですが、側圧が強く、しばらく付けていると、圧迫で痛みを感じ、付けていられなくなり、自然と使わなくなった。(タイトで聴き疲れしやすい音であったというのもありますが。)
しばらくはイヤホンに逃げていたのですが、やはり長時間使用ではヘッドホンが必要という事で、お店でいろいろ視聴していたのですが、その中で、鮮やかな赤色をしたアートモニターシリーズのAHT-A1000Zを手にとってみたところ、装着感の良さに衝撃を受けた。ただ、値段がとても手が出ないので、装着感が落ちますが、下位のモデル( ATH-A900Z及びATH-A500Z)を視聴し、一つ下のモデルのATH-A900Zを選んだ。

ATH-A900Z」は2015年11月に発売されたばかりのアートモニターシリーズ最新作の一つ。
値段的に一番の売れ筋になると思われる機種。
ハイレゾ対応など今時の作り。
アートモニターシリーズの上位3つ(ATH-A2000Z、ATH-A1000Z、ATH-A900Z)は「made in Japan」となっている。
eイヤホンの放送でアートモニターシリーズが新しくなったことは知っていて興味があった。

アートモニターシリーズを買うのはこれが初めて。
開放型のエアーダイナミックシリーズはかなり前に持ってたことがありますが。

外観

付属品など
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ヘッドホン外観
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お店で見た時はなんとも思わなかったのですが、実際買ってみると思いのほか高級感がある。
作りがしっかりしている。さすが日本製。

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プラグは金属製ではない。
Web上の感想を見ると、前作は金属プラグだったようです。
ここ最近は材料費が高騰し、去年はイヤホン・ヘッドホンの有名なメーカーが相次いで値上げが実施された状況。
前作と値段を合わせようとすると、音にあまり関係ないところがコストカットされるのは時代が時代なのでしょうがないのではないかと思う。


MADE IN JAPAN
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その他写真
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オーテクはR、Lでなく、「RIGHT」などフルスペルで記載する傾向がある。
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使い心地について

付ける際、ヘッドバンドの長さをカチカチと調整せず使えるのがよいです。
ポンと乗せるだけ。
3Dウイングサポートがすっと沈み、調整され、気持ちがよい。
コードも片出しで邪魔にならない。コードの長さは3mで家用として十分な長さですが、ちょっと取り回しに苦労する。
ではつけ心地が良いかというと、なんということでしょう。はっきり言って悪いです。
側圧がかなりきついです。しばらくつけていると圧力で外したくなる。顔が潰される。次装着するのにためらってしまうほど。
イヤパッドの面積は広く、圧力が分散されそうなきがするのですが、実は人間の頭は耳の後ろはへっこんでいるのでまんまる系のでかいイヤパッドでは前の方の面しか肌に当たらない。つまりイヤパッドの後ろは肌に当たらない。肌に当たる面積が狭いので圧力が分散されず、かなり圧力を感じ、辛い。
イヤパッドもふかふかではなく、硬いです。全然沈まない。フィットしない。買った後、改めてお店で触ってみると、どうもATH-A900Zが一番硬い。
てっきり一番安いATH-A500Zと同じものだと思っていたのですが、よくよく見ると交換イヤパッドの型番が違う。ATH-A900Zの交換イヤパッドの型番は「HP-A900Z」、ATH-A500Zの型番は「HP-A500Z」となっている。
ATH-A500Zの方がなぜか柔らかかった。
この硬さが装着感の悪い原因の一つ。ここはコストをかけても良いから上位モデルのものを採用すれば良かったのではと思う。
イヤパッドの素材、硬さで音は変わるので、目指す音の為、ATH-A900Zのイヤパッドは、あえて硬くしたのかもしれませんが、装着感を優先して欲しかった。装着感が悪いと音質以前にそもそもヘッドホンをしない。
上位モデルのAHT-A1000Zを試聴した時は装着感が良かったのになと思い、残念な気持ちに。

音質について

バランス良く鳴らします。アートモニターシリーズと言うことで味付けはほとんど感じられず。強いて言えば低音が出ている。程よくタイトだけど濃厚な低音。この低音が気持ちがいい。
音の出し方に嫌味が無い。
お店(家電量販店)で視聴した時は、中高音の綺麗な機種だなと思っていたのですが、実際に手に入れると思いの外低音が出ている。
バックに程よい低音が出ており、騒がしいお店での視聴ではこの低音に気がつかなかった。
出来ればeイヤホンなどのBGMの小さい静かなお店で視聴したい。中高音ではなく、中低音の量が多い機種。
低音が出ているけど、中高音は埋もれずクリア。抜けの良い音。
鳴らし続けているとより低音が出るようになる。
お店で聞いたのと家で聞くので印象がかなり違うヘッドホン。お店での視聴では低音が若干薄いかなと思いつつも装着感を評価し、購入したので個人的には嬉しい誤差だった。装着感は悪い誤算でしたが。

解像度は高い。ハイレゾを聞き分け出来るほどの解像度は持っている。
大型ヘッドホンということで音場は広め。遠くからなっている感じ。
密閉型ですが、音の抜けが良い。
フラット系なので特別高音は出ておらず、高音は刺さらない。
聴き疲れについてはタイトな低音の音圧で聞き疲れは多少しやすい。
ノリが良く、パワフルなんだけど、美麗なサウンド。

iPhone直刺しでも十分良い音を鳴らしますが、出来ればヘッドホンアンプ経由で聴きたい。
プレイヤー直刺しだと音の広がりがなく、音が薄くなる。それでも十分良い音ですがこのヘッドホンの本来の力では無い。
ゲイン切り替えのあるヘッドホンアンプの場合、「HI」に設定したほうが良い感じになる。

最後に

サイズが大きいので音場が広く、迫力がある。室内用ヘッドホンならでは。
ちゃんと値段分の音を出してくれるヘッドホンです。
音に変なクセもなく、どの曲でも対応できる。
自分は明らかな高音よりの音は大っ嫌いなのですが、これはバランスが良くて好きです。
オーテクといえば自分は高音よりのイメージがあったのですが、最近のオーテクはCKR10など特別高音よりでなくフラットな音が多い。良いことだと思う。

まだ発売から数ヶ月しか経っていないのでWeb上に感想がほとんどなく、あったとしても買った感想では無く、お店で視聴しての感想だらけで、あまり参考にならず、結局お店で試聴して決めましたが、音は満足。しかし。。。
装着感は最悪です。側圧の強さとイヤパッドの硬さで台無し。なんでこんな硬いものを採用したのだろう。
上位のATH-A1000Zと同じぐらいの柔らかいパッドを採用して欲しかった。ATH-A1000Z以上に採用されているイヤパッドは柔らかく、装着後、イヤパッドが沈み、耳の後ろにもフィットするようになっている。

イヤパッドの硬さもですが、とにかく側圧の強さが残念です。
これのおかげで、装着感が台無しになってる。
側圧の強さがやだでこのヘッドホンを選んだのですが、この強さはお店での短時間での試聴では気が付かなかった。失敗。
ぶっちゃけ「MDR-1R mk2」よりはるかに側圧が強い。
後、家で実際に使ってみて、コードの取り回しには苦労します。せっかくこの時代にシリーズを更新したのだから、コードも着脱式にして欲しかった。
側圧の強いヘッドホンが嫌いな人は避けた方が良いです。
一度視聴する事をおすすめします。
自分は側圧の強さに耐えられず手放してしまいました。

更新履歴

2016/03/21 文章を詳しくした。