きらびやかな高音 イヤホン Heaven V
音の印象
きらびやかな高音。金属的でシャープな音。クリアだけどほのかにぬくもりがある音。
購入時期
2016年1月頃
外観について
付属品など
今時珍しい日本製。
箱がもの凄い高級感があります。
価格に見合う演出で嬉しい。
ケース
中にイヤホンが入っています。
イヤピースは潰れている。一度取り外し、指で触ればある程度直る。
その他写真
コードについて
コードはフラットケーブルになっている。
少し癖がつきやすく、扱いは面倒。
表面はつるつるで絡み防止スライダーはスムーズに動かせる。
Web上の評判でタッチノイズが凄いと聞いていたので、身構えていたのですが、やはりちょっとすごいです。
このイヤホン最大の欠点です。かなり不快なタッチノイズが発生します。
ごそごそと、すごいノイズが伝わります。歩きながら聞く用途にはかなり不向きです。自分の場合その用途では聴いていられないです。
SHURE掛けすることで、大幅に改善されますが、外観上は無理矢理感がありありで厳しい。
外の落ち着いた所で使用するか、家でじっくり聞く用途向けに購入したほうが良いです。
メーカーは「タッチノイズを抑えたオリジナルフラットケーブル」と書いているのですが、抑えてこれなのか…という感じです。
つけ心地
見た目はつけ心地が微妙そうに見えるのですが、思ったより悪く無いです。
すっと入り、むしろ良い方です。問題無し。
金属なので、寒い日はひんやりする。はじめだけですが。
音質について
簡単に言えば、ドンシャリ的な弱カマボコ。中高音より。パンチのある音。金属的でシャープな音。
基本的にはクリアだけどほのかにぬくもりがある音。
ぬくもりはあるといえど、高音は若干刺さりやすく、聞き疲れしやすい。
若干乾いた音。
シングルBAと言うことで、繊細で音のつなぎが滑らか。
そして、シングルBAの割に低音が出ている。
ダイナミック型よりは全然出ていませんが必要十分の量は出ている。デュアルBAであるSE425とほぼ同じぐらい出ている。
BAは数では無いんだなと思わせてくれる。
ただ左右の音場は狭め。奥行きはある。
売りにしているだけあり、ボーカルものは素晴らしい。
俗に言うキラキラサウンド。
これを聴いた後だと、あのSE535ですら、ぼけたサウンドに聞こえる。そんな感じのシャープさ。
シングルBAと言うことで音のキレは良い。
超高速スピードの曲を聴いても反応する。
ジャズなども良い。例えばトランペットの音がペラペラにならず、ちゃんと聞こえる。
ただ複数の楽器があるオーケストラの音になると急にダメになる。そこはやはりシングルBAの限界か。
メーカーの謳い文句に「ぬくもりとクリアさを両立した自然なボーカル再生を実現」とありますが、確かにそういう面もありますが、再生環境を選びます。
最初のほうで、「基本的にはクリアだけどほのかにぬくもりがある音」と書いたのは、再生環境により、そうじゃない場合があるためです。
例えばiPhone6SやヘッドホンアンプHP-A3で再生する分には謳い文句通り、ぬくもりとクリアさを両立しているのですが、ポタアンDAC-HA200やHA-P50を通して聞くとかなり中高音よりのシャープな音になり、ぬくもりはほぼ感じない聞き疲れしやすい音になる。
かなり再生環境を選ぶ印象です。聞くとしたら、プレイヤー直刺しか、味付けのないヘッドホンアンプで聞くのが良いと思います。
最後に
Heaven VはHeavenシリーズの中でもシャープな音のようです。
金属的でキラキラなサウンドが好きな方にはおすすめできるとおもいます。
高音が苦手な方は避けたほうが良いとおもいます。
final バランスドアーマチュア型イヤホン Heaven V FI-HE5BSB3-A
- 出版社/メーカー: final
- 発売日: 2015/06/11
- メディア: エレクトロニクス
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独特の音場 イヤホン ATH-CKR10
音の印象
フラット気味の上品な音。ほのかにリバーブのかかった音場。乾いた低音。
はじめに
VGPで何度も金賞を受賞しているイヤホン。
ATH-IM03と比べ、悩んだ末、ATH-CKR10を購入した。
デュアルフェーズ・プッシュプルドライバーという世界初の機構に興味を惹かれた。
メーカサイト
音質について
上品な音
ボーカルが柔らかい。低音については乾いた質感の音。
音場はかなり広め。自然で開放的な音。大げさに言うとヘッドホンのような広さ。(あくまでも大げさに言えば。実際のヘッドホンと比べれば圧倒的に狭いですが。)
程よい低音。キレがあるのに柔らかいと言うBAでは表現出来ない音。
これがデュアルフェーズ・プッシュプルドライバーの効果か。
音のバランスが良い。フラット気味。強いて言えば低音が多少多いか?いや、これを多いとは言いたく無い。とにかくバランスがいい。フラットと言い切ってもいいかも。特別何かを強調しているわけでは無く、素直な音。モニターのような音では無く、非常に音楽性がある音。
柔らかで、なめらか。高音も丸く、全然刺さらない。聴き疲れはしにくい。
この丸さが人によってはベールが掛かったような詰まった音と感じるかもしれない。
BA程では無いですが解像度は高い。複数人のボーカル付近の分離の良さはハッとする。
CKRシリーズは本当の音を聞いてもらえると言うコンセプトらしいのですが、その通りの音になっています。
誤解を恐れずに言えばSE425の音を解像度を下げ、その代わり柔らかくし温かみを持たせ、より滑らかにして、音場を大幅に広げ、低音を大幅に豊かにした感じ。(あくまでも感じがですよ!)
ちなみにSE425は音がフラットと言われているデュアルBAイヤホン。
独特の音場というか、ほのかにリバーブがかかったような音になっており、ここがかなり評価を分けているようです。
これを好きになれない人はすごい酷評している印象。
コードについて
コードはスターカッド撚り線を使用しているとの事。
しかしコードの表面はラバーぽく、外観面でコードの質はあまり良くない。見た目も微妙。
絡みやすく、クセもつきやすく、引っかかりやすく、使い勝手はあまり良くない。絡み防止スライダーも無い。タッチノイズは多め。
がざがざとかなり不快なノイズが伝わる。
歩きながらの用途にはあまり向かない。外の落ち着いた場所で使用するか、家でじっくり聞く用途で購入したほうが良い。
表面はツルツルにして欲しかった。
値段を考えると外観、実用共にかなりしょぼいケーブル。高いイヤホンなのだからリケーブル可能にして欲しかった。
装着感について
外観上大きく、装着はしにくそうに見えるのですが装着感は思いの外良い。
むしろ良い方だと思います。問題無し。
ケースについて
高級そうなケース付き。磁石で着くようになっている。イヤホンに磁石を近づけるのは良いのだろうか?個人的には磁石では無く、ファスナーやボタン方式にして欲しかった。
最後に
上品な音です。高級感ある音です。
欠点はコードの質と、リケーブル出来ない点。
リケーブル出来れば最高だった。ケーブルの質だけは疑問が残る。タッチノイズは覚悟したほうが良い。
音は本当に素晴らしい。かなりレベルが高い。音についてはこのイヤホンもっと評価されて良いと思う。
室内用として購入するのであればおすすめ。
ただ、現在は製造が終了し、後継機ATH-CKR100が出ています。
audio-technica CKR Series カナル型イヤホン ハイレゾ音源対応 ATH-CKR10
- 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: エレクトロニクス
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本当に「意外にいい音」 ヘッドホン EHP-R/OH1000A
音の傾向
クリアで抜けの良い音。程よい低音。美麗サウンド。
購入時期
2016年5月頃
はじめに
「EHP-R/OH1000A」はエレコム初のハイレゾ対応ヘッドホン。
PC用周辺機器メーカーとして有名なエレコム。なぜかここ最近オーディオ機器に力を入れている。
「意外にいい音、エレコム。」と言う自虐的でなかなかセンスのいいキャッチコピーなどで注目されはじめている印象。
このヘッドホンはWeb上でコストパフォーマンスが良いと評判の機種。
自分はヘッドホンの頭の締め付けが苦手で、ヘッドホンよりはイヤホン派の人間ですが、音場の広さはどうしてもヘッドホンには勝てない。ゲームなどをする際はイヤホンよりヘッドホンの方が良いということで、つけ心地がよく、コンパクトで質の良いヘッドホンを買おうと思い、調べていた中で、この機種に目をつけた。
実際にお店で聞いて見ると本当になかなかいい音を出していた。
値段も安く、付け心地も合格点だったので購入した。
なお、家用として選んだので、色は無難なシルバーでなく、ゴールドにした。
メーカーサイト
付属品など
付属品は取説のみ
イヤパッドは右側がずれていました。ということ一回外して、付け直しました。
外した所、ドライバーが見えた。チタンコートされている。
想像以上にぴっかぴかのギンギラギンで驚いた。
すごい音が良さそうな雰囲気を醸し出している。
外したイヤパッド。肉厚。
なお、イヤパッドは別売りもされています。
その他写真
音質について
実際に購入し、家で音を聴いてみると、かなり音がいい。
1万円以下ということを考えればすごいクオリティ。
クリアで抜けの良い音。程よい低音。美麗サウンド。高音が綺麗。
どちらかと言うと耳に優しい音。聴き疲れしにくい方だと思う。
優しいとはいえ、低音はそんなにぼけていない。低音の解像度もなかなか。
音場は広め。奥行きも感じる。抽象的表現を使うと柔らかながらフォーカスがちゃんと定まっているという感じ。
解像度は値段を考えるとかなり高い。
あんまり味付けは感じない。
ボーカルに艶を感じる。
付け心地について
ヘッドバンドの側圧について
側圧は強く無く、イヤパッドも柔らかく、耳に優しい。強くないというよりかむしろ弱い部類。(いい意味で)
ずっと付けていても痛くなりにくい。数時間は余裕でつけてられる。
eイヤホンの放送でエレコム特集があり、そこにメーカーの方が喋っていたのですが、
要約すると、アジア系と欧米系で頭の骨格が違うとのことで、欧米系に合わせるとどうしても日本人には側圧がきつめになるそうです。
エレコムは全世界ではなくアジア地域のみで物を販売しているということで、はなからアジア系の骨格に合わせた調整をしているようです。スペインに出店した際、いろんな人からゆるゆるだと言われたそうです。
全世界展開していない事を逆手にこの程よい側圧が実現出来ているようです。
参考:
e☆イヤホンTV第266回『エレコム / ロジテック特集』2015/12/4放送分
www.youtube.com
(提供:eイヤホン)約44分あたりからヘッドホンについて語り始めています。
イヤパッドはプロテインレザーを使用しているとのことで、肌ざわりがしっとりとしており、クッションも低反発で柔らかく、質がかなり高い。
しかも、ちゃんとパッドが別売りで用意されているのも良い。
エレコムの本気を感じる。
正直、パッドは値段を抜きにして、かなり良い。
2万クラスでも硬めの質の悪いイヤパッドを使っているメーカーが多い中でこれはかなりポイントが高い。他のメーカー(特にオーディオテクニカとJVC)は見習って欲しいところ。
コードは方出しで、邪魔になりにくく良い。
ちなみにリモコンありモデルも用意されている。
ヘッドホン自体の重さも軽く、疲れにくい。この軽さもつけ心地に一役買っている。
ヘッドホンのタイプとしてはオンイヤーに近いアラウンドイヤーという感じ。(アラウンドイヤーに近いオンイヤーとも言える)
耳の上側は耳の上に載せ(オンイヤー)、耳の下は回りを覆う形(アラウンドイヤー)となる。言葉にすると微妙に感じますが、非常に付け心地が良い。オンイヤーに近いアラウンドイヤーの中ではトップクラスの付け心地だと思う。全然耳が痛くならない。
つけ心地としてはアラウンドイヤーに近いか。
ヘッドホンの側圧嫌いの自分にとって、このつけ心地は非常に感銘を受けた。
質感について
デザインはいかにもエレコムらしいデザインだなと思っていたのですが、いざ手に入れて見ると以外に質感がいい。
上の頭の上が当たるバンド部分もイヤーパッドと同じ?かどうかは分かりませんがしっとりとしたレザータイプでクッションが柔らかい。
名前が覚えにくい
あえて悪い点をいうと、名前が分かりにくい。
「EHP-R/OH1000A」となかなか覚えられない。「h.ear on(MDR-100A)」、「DUOZA(ZH-DWX10)」などと言うように、通称というか別名を付けて欲しかった。とっつきが悪いです。
ポーチがついていない
個人的にですが、ポーチは付けて欲しい派なので。付いていないのは残念。
個別にヘッドホンのサイズにあうポーチを探すのは苦労するので。
ちなみに上位モデル(EHP-R/OH2000A)にはポーチが付いています。
最後に
驚異的です。かなりレベルが高いです。
エレコムを見直しました。本当に「意外にいい音」。
音の良さ、付け心地の良さ、軽さ、コンパクトに折りたためるなどと総合的な使い勝手が良い。
この値段でこのクオリティーは文句なし。
非常におすすめ。
安く、高クオリティーのヘッドホンが欲しい人はぜひ。
エレコム ハイレゾヘッドホン ハイレゾ音源対応 チタンコート振動板タイプ シルバー EHP-F/OH1000ASV
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2015/10/12
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エレコム ハイレゾ対応ヘッドホン(ゴールド)ELECOM EHP-R/OH1000A EHP-R/OH1000AGD
- 出版社/メーカー: エレコム
- メディア: エレクトロニクス
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更新履歴
2016/09/19 誤記修正 以外→意外 ※ブクコメでご指摘頂いた方、ありがとうございます。
芯のあるリッチな音 イヤホン SE535
音の印象
芯のある音。高い解像度と奥行きを感じる低音十分なリッチな音。
購入時期
2016年3月頃
はじめに
SE535はバランスド・アーマチュア(BA)を3基積んだカナル型イヤホン。(トリプルBA)
1基は高音、残り2基は低音の2Wayという構成。
高級イヤホンとして必ず名前が上がる有名な機種。
SE215、SE315、SE425と来て、その他いろいろな値段の高いイヤホンを買っている状況でいよいよイヤホンスパイラル末期となり、スパイラルを止めるため買った。
ちなみに色はメタリックブロンズ。
参考(SE215、SE315、SE425のレビュー)
メーカーサイト
外観など
付属品など
ハードケース付き
中に付属品が入っている。
SE425にはなかったボリュームコントローラが付いてくる。
音量を下げることができる。
標準プラグ変換アダプタ
スマホケースでも挿さるように段差の付いた改良版。
発売当初は段差がなく、スマホケースが付いた状態だと挿さらなかったらしい。
その他写真
エージングは必要
まずエージング(バーンイン)が必要です。すぐに音を評価してはいけない。
はじめはバラバラで微妙な音が流れ、焦りました。
しばらく鳴らし続ける事で、音にまとまりと奥行きが出て、良い音になる。
音質について
完璧な音。SE425に低音と高音を追加し、音の厚みが増え、解像度が大きく上がり完璧な音となっている。
ボーカルのリアルさは凄い。艶を感じる。
低音に2基使用という事で、リッチさを感じる十分な低音の量となっている。
質としてはダイナミック型の重厚な低音ではなく、引き締まった低音。ボワついていない。
重低音というわけではない。特別低音の量は多くない。バランスの良い低音。
音場は狭め。ただ奥行きはある。
芯のある音と言う評価が一番合うと思う。
ぎっしりとした厚みのある解像度の高い音。
2wayとなっていますが音の繋がりは自然。
SE425で感じた中音の濁りもSE535では感じない。
とにかく音の表現力が凄い。BAが1基増えただけでSE425とは次元が違う。
SEシリーズ共通のクリアながら、ほのかに温かみのある音。
高音は刺さらず、聞き疲れしにくい。が、低音に音圧があるので、SEシリーズの中では聞き疲れしやすいか。
しかし、あくまでもSEシリーズの中ではということでイヤホン全体で考えればやはり聞き疲れはしにくい方。
ただハイレゾ音源で女性ボーカルものだと人よってはちょっと刺さるかも。
特別高音は出ていない機種なので、人によってはもう少し高音が欲しいと感じると思う。
このSE535には高音を伸ばしたチューニングのLTDモデルがありますが、そのためのLTDモデルだと思う。
最後に
非常に音が良いです。どんな音源も完璧に違和感なくバランス良く鳴らす。
これだけ値段が高かったら良い音に決まっていると言うか、良い音でないと困りますが。
これまでの自分が書いたSEシリーズのレビューでは「モニターライクな音なので、人によってつまらない音と感じると思う。」と書いていましたがこのレベルになるとつまらなさは感じません。本当に出すべき音を鳴らしている感じ。しっくりくる音と言うか違和感が無い。
視聴などでこの音が好きでないのなら、味付け・色付けされた音が好きなタイプということで、モニターライクなSHUREのイヤホンは買わないほうが良いと思う。
SE215の音が好きな人は絶対に気に入る音。
自分はこれを書いている時点で別メーカであるWestoneのW30(トリプルBA)を持っていますが、こちらのSE535の方が自分は好き。(W30も好きですけども)
BA型高級イヤホンの名機。発売からかなりたった今でも未だに色あせない。
味付けのない高品質な音を聞きたい人におすすめ。
【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE535 メタリックブロンズ SE535-V-J
- 出版社/メーカー: SHURE
- 発売日: 2010/08/10
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モニターライクな音 イヤホン SE425
音の印象
バランスの良い音。モニター系の音。
購入時期
2015年10月頃
はじめに
SE425はバランスド・アーマチュア(BA)を2基積み(デュアルBA)、BA1つが高域、もう1つが低域の2Way構成のイヤホン。
SE215、SE315と来ていよいよSHURE(シュアー)の大ファンとなって、SE425が気になって買った。(完全なイヤホンスパイラル)
メーカサイト
外観など
付属のケース
SE425から下位モデルとは違い、ハードケースとなっている。
SE425から標準プラグ変換アダプタが付いている。
そのレベルの使用にも耐えられるという自信を感じさせる。
Lプラグ。スマホケース付きでも挿せるように段差がついた改良版。
発売当初は段差がなく、スマホケースが付いた状態だと挿さらなかった。
その他写真
SE315との比較
パッケージから取り外した時、潰れていた。
しばらくしたら元に戻りますが、ちょっとパッケージングは雑。
標準のMサイズはもう1セット付いているので、最悪はそちらを使えますが。
イヤピースはSE315と同じ構成なのでSE315の時の写真を載せます。
エージング(バーンイン)は必要
まずはじめにこのイヤホンはネット上でいくつか指摘されていますがかなりエージングに時間がかかります。
すぐに音を判断しないほうが良いです。最初は正直買って損したかもとちょっと焦りました。淡々と鳴らし、凄いつまらない音が出ます。
1日の鳴らし運転では足りません。数日鳴らし続ける必要があります。
エージングの結果、音が明るくなり、つまらない音では無くなります。
普通に聞きながらの自然なエージングでは時間がかかるので精神衛生上、すぐに音を聞かず、音を常識的な音量で鳴らしっぱなしにしてエージングを行ってから聞いた方が良いと思います。
BA型イヤホンはエージング不要という声もありますが、この体験で自分は完全にBAイヤホンエージング肯定者となった。
フラット
このイヤホンは専門家やネットなどのレビューでフラットと言われています。
メーカー自身も「正確でバランスのとれたサウンド」という表現を使用し、正確な音という事をアピールしています。
自分は今まで何を持ってフラットと判断すればいいんだと思っていましたが、メーカーが正確な音と言っているのだからと、このSE425の音をフラットとして、自分のイヤホンレビューはSE425を基準にドンシャリ、カマボコなどと判断しています。
音質について
SE315と比べ、足りなかった低音が追加され、中音が引っ込み、バランスの良いフラットな音になっている。
適度な低音が追加された事により、音に厚みが出て、SE315よりさらに解像度が上がっている。
低音の量が増えたとは言え、一般的なダイナミック型イヤホンと比べると、低音の量は少ないです。
特に何かを強調している感じはしません。バランスの良い音。
モニターライクな音なので、人によってはつまらない音と感じると思われる。
音場は狭め。その代わり音の形が分かる。メロディーラインを掴みやすい音。
SEシリーズ独特のクリアながら温かみある音で、聞き疲れはしにくい。
2wayということで、音を分けるクロスネットワーク回路を積んだ影響か、中音の新鮮さはSE315より落ちる。若干濁りを感じる。(あくまでSE315と比べた話。)
高音は全然刺さらない。ネットでこの音を刺さると言っている人もいますが正直信じられない。どちらかというとむしろ高音はそんなに出ていない機種です。
SEシリーズの中でも音量は取りにくい機種です。一般的なイヤホンより音量を上げる必要があります。(上位のSE535は何故か逆にSEシリーズの中で1、2を争うほど音量を取りやすい機種になっている)
最後にこのレビューを書いている時点でさらに上位のSE535を手に入れていますが、Webの感想では、SE535よりSE425の方が好きだと言う人がいます。
適度な低音の量でスッキリした音なので、低音が苦手な人はSE425の方が良い音に感じるのかなと思います。(ちなみに私はSE535の方が圧倒的に好きです。)
装着感
イヤホン最高レベル。
SHURE掛け、フィットする形、ソフト・フォーム・イヤパッドのつけ心地の良さなどレベルが高い。
遮音性について
イヤホン最高レベル。
これがダメだったらノイズキャンセリングしかない。
最後に
どんな曲もそつなく鳴らすイヤホンです。
高い解像度、バランスの良いサウンド。
モニターライクな音なので人によってはつまらなさを感じると思います。
味付けの無い本来の音を聞きたい人におすすめ。
イヤホン好きの人は音の基準として1つ持っておくのも良いと思います。
【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE425 メタリックシルバー SE425-V-J
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- 発売日: 2010/08/10
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更新履歴
2016/05/07 文章を修正・追加
スッキリとした音 イヤホン SE315
音の印象
カマボコ。柔らかで新鮮でスッキリとした音。モニター系サウンド。
購入時期
2015年9月頃
はじめに
まず、始めはお店で視聴して、SE215と比べ、妙にスカスカな音だなと感じ、これで20000円台は無いなと思っていた。
しかし、その後、SRH144、SE215を手に入れ、すっかりSHUREのファンになり、SHUREならいい音だろうと変な信頼を持ち、SE315を購入した。
SE315はバランド・アーマチュア(BA)を一基使用したイヤホン。SHUREのBA型で一番手に入れやすい機種。
SHUREのBAイヤホンを持っておきたいというのもあった。
メーカサイト
外観など
付属品など
イヤピース
SE215には無かった「トリプルフランジ・イヤパッド」と「イエロー・フォーム・イヤパッド」が付いている。
Lプラグ。プラグ部分はスマホケースをつけた状態でも挿さるように段差が付いた改善版。
発売当初はこの段差が無く、ケース付きでは挿さらなかったようです。
キャリングケース
カラビナ付きでフックなどに引っ掛けられるので嬉しい。
クリーニングツール。これがなかなか便利。イヤホン好きならひとつは持っておきたい。
ケーブルは着脱式。断線してもケーブルを差し替えて復活させることができる。
ソフト・フォーム・イヤパッド。裏の点の数でサイズが分かるようになっている。
なお、SE315以上の機種(SE425など)は本体にすでに付いているMサイズが袋にも入っている。
つまりMサイズがもう1セット付いている。
SE215とは違い、型番、SHUREロゴが凹凸の中に印字及び、コーティング?されており、ハゲにくいものになっている。
その他写真
音質について
ソフト・フォーム・イヤパッドを付けての感想。
音のバランスはカマボコ。中音がメイン。スッキリとした音。音のヌケが良い。
音は柔らかく、聞き疲れしにくい。高音は全然刺さらない。
シングルBAの割に低音が出ている。ダイナミック型と比べるとかなり少ないですが。必要十分の低音。
低音は乾いた感じの音。
ボーカルが前に出ており、ボーカルホンとして最適。
自分はSE315を買った後、SE425を買いましたが、フルレンジと言うことで中音に関してはSE425よりよい。
シングルBAということで、音を分けるクロスネットワーク回路を持たない影響か、新鮮な音がします。
新鮮てなんだよって感じですが、そう感じるので素直に書いておきます。
音に濁りを感じないというか、クリアというか、自然な音というか、やっぱり新鮮という言葉が一番しっくりくる。
スピード感もある。超高速スピードの曲を聴いてみると、なかなかのレスポンスを見せる。(ちなみにSE425は少しレスポンスが落ちる)
味付けがほとんど無いモニター系サウンドですが、明るさを兼ね備えていて、SEシリーズの中でもノリよく聞ける。
音場はシングルBAにしては広め。上位モデルのSE425、SE535より広い。
あえてマイナス点を書くと、やはり低音が少なめなので、曲によっては薄く感じる。
が、このスッキリさがこのイヤホンの魅力でもある。
この記事を書いている時点でSE315以外に、SE425、SE535も手に入れていますが、積極的にSE315を使おうと思うだけの音がある。(上位モデルには無いスッキリさときらびやかさがある。)
遮音性について
イヤホン最高レベル。電車内など騒がしい場所に最適。
これがダメだったらノイズキャンセルイヤホンしかない。
最後に
個人的に2015年の買ってよかったイヤホン ナンバーワン。
非常にお気に入りのイヤホン。
電車内イヤホンとして最高。
非常に高い遮音性、クリアで柔らかな音、解像度の高さ、聞き疲れしにくいなど。
個人的にはSE425より好きな音。
お店での視聴と実際買って聴いたのとでは音の印象がだいぶ違う。
このイヤホンの音の良さは、イヤピースを選べない騒がしいお店での視聴では判りにくいかもしれない。
非常におすすめ。
【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE315 ブラック SE315-K-J
- 出版社/メーカー: SHURE
- 発売日: 2010/10/10
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更新履歴
2016/05/04 文章追加、表現改善。
透明感ある中高音 イヤホン DUOZA
音の印象
透明感ある中高音。ガツンとした低音。抜けの良い音。奥行きのある音。
購入時期
2015年7月頃
はじめに
会社はここ数年イヤホンで有名な共和ハーモネット(ブランド名:ZERO AUDIO)
この会社は主に電線メーカみたいですが、なぜか数年前からイヤホン業界に参入して、なぜかすごいイヤホンを連発して、全7イヤホン中6イヤホンがVGPを受賞など、ネットでの評判も良く、なんだかよく分からないけどすごい事になっている。
今回、自分が買ったのはZERO AUDIOの一番最新の商品であるZH-DWX10。型番とは別にDUOZA(デュオザ)と言う名前が与えられている。
ダイナミックドライバを2つ積んだデュアルドライバー。
タンデムマウントという上下に並べるのでは無く、前と奥に並べると言う珍しい構成。他社のイヤホンで似ている構成と言えばオーテクのIM50、IM70ぐらいだろうか。
公式サイト
外観など
付属品など
左右で色が違う。
イヤピースを外したところ
ポーチ付き
Lプラグ。細いのでスマホケースを付けている状態でも挿さる。
絡み防止のスライダー付き
音質について
タンデムマウントの効果か音に奥行きがある。
音の抜けが良く爽やか。凄い重厚な低音が出そうなデザインですが、意外にも透明感あるきれいで抜けの良い中高音が鳴る。もちろん低音もかなり多く出ているのですが、特別重低音では無いです。eイヤホンのレビューでガツンとした低音という表現が使われていますが、自分もこの表現を使いたい。ガツンとした低音。そうとしか言えない。
低音の質としては、タイトな音というよりはふくよかな重厚な低音。
解像度は1万台と言うことで高い。が他の1万台イヤホンと比べると特別高く無い。
その代わり独特の響きと言うか、奥行きがあり、良い意味でぼけている。
音の作りがうまい。
中高音が低音に埋もれていない。
音に丸みがあり、音の刺さりは無い。
音は取りにくい。他のイヤホンより、音量を上げる必要がある。
ポタアンをかました方が音が良い。
デザイン
個人的に好きなデザイン。ZERO AUDIOのイヤホンの中でも一番好き。
アルミで赤、黒がカッコ良い。
見た目で左右が分かり良い。
装着感
見た目ではあまり良くなさそうですが意外にも悪くは無い。
アルミボディということで、寒い日は耳に入れる際、ひんやりする。
ケーブル
ネットで良く話題になっていますが
電線メーカーの力なのか非常にしなやかです。
こんな柔らかいケーブルは初めて。
クセが付きにくく簡単にクルクル巻き取れ、ポーチに入れられます。
最後に
楽しく聴けるイヤホン。音が良い。
透明感ある中高音はかなり凄い。低音も凄いですが、中高音がこのイヤホンの最大の特徴。
おすすめ。
ZERO AUDIO ハイレゾ音源対応 カナル型イヤホン DUOZA ZH-DWX10
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更新履歴
2016/04/07 文章を詳しくした。