芯のあるリッチな音 イヤホン SE535
音の印象
芯のある音。高い解像度と奥行きを感じる低音十分なリッチな音。
購入時期
2016年3月頃
はじめに
SE535はバランスド・アーマチュア(BA)を3基積んだカナル型イヤホン。(トリプルBA)
1基は高音、残り2基は低音の2Wayという構成。
高級イヤホンとして必ず名前が上がる有名な機種。
SE215、SE315、SE425と来て、その他いろいろな値段の高いイヤホンを買っている状況でいよいよイヤホンスパイラル末期となり、スパイラルを止めるため買った。
ちなみに色はメタリックブロンズ。
参考(SE215、SE315、SE425のレビュー)
メーカーサイト
外観など
付属品など
ハードケース付き
中に付属品が入っている。
SE425にはなかったボリュームコントローラが付いてくる。
音量を下げることができる。
標準プラグ変換アダプタ
スマホケースでも挿さるように段差の付いた改良版。
発売当初は段差がなく、スマホケースが付いた状態だと挿さらなかったらしい。
その他写真
エージングは必要
まずエージング(バーンイン)が必要です。すぐに音を評価してはいけない。
はじめはバラバラで微妙な音が流れ、焦りました。
しばらく鳴らし続ける事で、音にまとまりと奥行きが出て、良い音になる。
音質について
完璧な音。SE425に低音と高音を追加し、音の厚みが増え、解像度が大きく上がり完璧な音となっている。
ボーカルのリアルさは凄い。艶を感じる。
低音に2基使用という事で、リッチさを感じる十分な低音の量となっている。
質としてはダイナミック型の重厚な低音ではなく、引き締まった低音。ボワついていない。
重低音というわけではない。特別低音の量は多くない。バランスの良い低音。
音場は狭め。ただ奥行きはある。
芯のある音と言う評価が一番合うと思う。
ぎっしりとした厚みのある解像度の高い音。
2wayとなっていますが音の繋がりは自然。
SE425で感じた中音の濁りもSE535では感じない。
とにかく音の表現力が凄い。BAが1基増えただけでSE425とは次元が違う。
SEシリーズ共通のクリアながら、ほのかに温かみのある音。
高音は刺さらず、聞き疲れしにくい。が、低音に音圧があるので、SEシリーズの中では聞き疲れしやすいか。
しかし、あくまでもSEシリーズの中ではということでイヤホン全体で考えればやはり聞き疲れはしにくい方。
ただハイレゾ音源で女性ボーカルものだと人よってはちょっと刺さるかも。
特別高音は出ていない機種なので、人によってはもう少し高音が欲しいと感じると思う。
このSE535には高音を伸ばしたチューニングのLTDモデルがありますが、そのためのLTDモデルだと思う。
最後に
非常に音が良いです。どんな音源も完璧に違和感なくバランス良く鳴らす。
これだけ値段が高かったら良い音に決まっていると言うか、良い音でないと困りますが。
これまでの自分が書いたSEシリーズのレビューでは「モニターライクな音なので、人によってつまらない音と感じると思う。」と書いていましたがこのレベルになるとつまらなさは感じません。本当に出すべき音を鳴らしている感じ。しっくりくる音と言うか違和感が無い。
視聴などでこの音が好きでないのなら、味付け・色付けされた音が好きなタイプということで、モニターライクなSHUREのイヤホンは買わないほうが良いと思う。
SE215の音が好きな人は絶対に気に入る音。
自分はこれを書いている時点で別メーカであるWestoneのW30(トリプルBA)を持っていますが、こちらのSE535の方が自分は好き。(W30も好きですけども)
BA型高級イヤホンの名機。発売からかなりたった今でも未だに色あせない。
味付けのない高品質な音を聞きたい人におすすめ。
【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE535 メタリックブロンズ SE535-V-J
- 出版社/メーカー: SHURE
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: エレクトロニクス
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