「A4-6320」と「FM2A88X-ITX+」の感想

はじめに

約1か月前ですが「A4-6320」と「FM2A88X-ITX+」を買いました。
AMDのCPUを買うのは久しぶり。

「A4-6320」はローエンドモデルで、intelでいうCeleron的な存在。
2014/5/30に発売されたばかりのモデルですが、コードネームが最新世代の「Kaveri」ではなく、「Richland」で1世代古い。
なんで今頃「Richland」の新商品？と思ったり。
ただ、自分はいずれ「kaveri」を買う予定で、つなぎとして、とりあえず、せっかくなので発売されたばかりの「A4-6320」を買うことにした。

「FM2A88X-ITX+」は定番のMini-ITXマザー。チップセット「A88X」を採用したもので、使用している人の感想も多い。
なお、自分はドスパラの通販で買いましたがUEFI(BIOS)のバージョンは「kaveri」対応の2.10と最新のバージョンが入っていました。
ちなみに「FM2A88X-ITX+」のCPUサポートリストには「A4-6320」は載っておらず、微妙に人柱だった。

参考：
ASCII.jp：APU“Richland”のローエンドモデル「A4-6320」が発売開始

構成

以下の構成で組み立てました。他のパーツは流用。

CPU	A4-6320
CPUクーラー	リテール
メモリー	DDR3 1333 2GBx2
SSD(システム)	PX-128M3 128GB
SSD(データ)	Crucial M4 64GB
電源	AC150-AP04AA

CPUサポートリストには「A4-6320」は載っていませんでしたが、UEFIのバージョン2.10で普通に認識して動きました。何の問題もありません。

リテールクーラーですが、思いのほか静かです。
AMDのクーラーはうるさいイメージがありましたが、予想外です。
アイドル時では正直、下手なクーラーより静かで、別に買わなくて良いと思いました。
まあ、高付加時はそこそこうるさいですが、そこまでひどいということもない。

ベンチマーク結果

時間の都合上、ドラゴンクエストX ベンチマークのみ。

標準画質 1288x720 ウインドウ

最高画質 1288x720 ウインドウ

自分は実際にPC版ドラクエXプレイヤーですが、そこそこ遊べます。ただ体感上、すごく快適ではないです。（すごく滑らかな動きではないのとCPUが遅いせいか、起動がかなり遅い）

動画の画質

A4でも「縁拡張」や「デノイズ」など主要な画質調整機能はついています。
これが動画ならRadeonと良く言われるゆえんです。
いい感じに動画を綺麗にしてくれます。
個人的にこの機能のためにRadeonを積極的に使っています。
これになれるとIntel HD Graphics やNVIDIA Geforceは動画の設定項目が少なくつまらない。

消費電力

ワットチェッカーで測った値。目視による確認なので参考程度に。
後、シチュエーションがかなり雑です。

状態	消費電力
アイドル	22W
PC起動時	最大62W
ドラクエベンチ最高画質 1288x720 ウインドウ	69-85W
Webブラウザ(Google Chrome)	54-64W
OCCT(POWER SUPPLY) 3分間	最大95w
niconico（チャンネル主要な動画視聴）最大画面	83-85w
DiXiM Digital TV視聴時	64-68W

ACアダプタ150Wでまかなえる範囲となっている。

感想

「A4-6320」について

やはりCPU部分は値段が値段なので遅いです。Webブラウザの操作などでも体感でわかるレベルで遅いです。
GPUは思いのほかよい。
正直なところ、想像以上にCPUが遅く、かなりストレスがたまるので、用途としてはサブPCやリビングなどでの観覧専用などとして買った方が良いと思います。
周波数が定格3.8GHz、ターボ時4.0GHzとかなり凄そうな感じですが、私はPentium G630T(2.3GHz)を使ったことがあり、体感上、数値でなく抽象的ですみませんがPentium G630Tと同じぐらいな感じで、下手したらPentium G630Tの方が早かったかもしれないぐらいの感覚です。1モジュールということで、やはり普通のデュアルコアより劣っています。
Officeソフトぐらいなら問題無く使用できると良く言われていますが、CPUがかなり遅いので個人的にはその用途でもかなりストレスがかかると思います。
私は予算を何とかして、予定よりかなり前倒しで、kaveriのA10-7850Kを買ってしましました。