DAP XDP-100Rの感想
購入時期
8月末頃
悪いところ
標準プレイヤー以外は音が悪い
でかい。外には持ち出しにくい。
Android採用によるアプリアップデートの嵐
イヤホンジャックの質が悪い
音量の上げ下げに若干のラグがある
はじめに
これまではデジタルオーディオプレイヤー(DAP)はiPhoneを使用していたのですが、iPhone6sにしてから、キュルキュルやブチブチなど電波ノイズ?が出て音が悪いと言うか音質以前だなと言う状態だったので、最近DAPが欲しいなとネットや店頭などで色々調べていた。
AK70だったり、AndroidのDAPならApple Musicが使えるな…などと思っていたら、Webショップの期間限定セール。
XDP-100Rのセール価格に思わず、ノーマークだったけど、ポチってしまった。
外観など
使用感について
初回起動時間はかなり長い。5分は待った気がする。
起動後、設定やアップデートがアップデートが続く。
購入してから使用できる状態になるまでに1時間半は覚悟していた方が良いかもです。
この点はAndroidを採用している部分の欠点ですね。
それと引き換えにいろんなアプリを入れる事ができるわけですが。
そういう意味では単純なオーディオプレイヤーとして購入するならAndroidで無いAKシリーズなどを選んだ方が良いのかもしれないです。
オンキョーDP-X1との違い
このDAPよくオンキョーのDP-X1と比べられます。
なぜなら会社は同じ(オンキヨー&パイオニアイノベーションズ)で、内部構造はほぼ同じで、ブランドで機種が分かれているため。
詳細は以下
www.phileweb.com
簡単にここで書くとXDP-100Pは
- スピーカーが付いている
- バランス端子が無い。
- バンパーが付いている
- 音楽プレイヤーアプリのデザインが違う。
デフォルトの音楽プレイヤーアプリについて
画面のデザインセンスが良い。
正直、オンキヨーよりはるかに良いと思います。
オンキョーのDP-X1はお店で触りましたが、シークバーが円型だったり、ボリューム表示が直感的にわかりづらい表示などいろいろデザイン重視で、何がなんだか分かりません。
バンパーについて
取り外し可能なバンパーが付いている。
正直かなり邪魔です。イヤホンが挿しづらい。またSE535などの太いプラグの場合、ぶつかり奥まで挿せない。
外すためにはドライバーでネジを外す必要がありますが、かなり穴が小さい。精密ドライバーを要求される。
音質について
ノイズも無く、クリア。
柔らかで上品な音。ちょっとドライな音。
音があっさり気味で、人によってはつまらない音に感じるかもしれない。
聴き疲れしにくい音。
正直個人的にはあんまりパッとしない音なのですが、ポタアンをかますと激変します。
手持ちのポタアンTEACのHA-P50をアナログ接続した所、音場が広く、力強さが加わり、非常に良い音になる。ポタアンをかます事でここまで良くなるとは非常にアナログのポテンシャルが高い証拠だと思う。
イヤホンジャックについて
Web上で話題になっていますが、噂通りしょぼい。
正直5万円台のプレイヤーとしては、しょぼすぎる。安物の延長ケーブルのジャックの方がまだ良いというレベル。
開発段階で誰もおかしいと突っ込む人はいなかったのだろうか?どうしてこんなジャックを採用したんだと感じざるをえない。
カチッと言う感じでは無く、ぬるっと挿さる感じ。厳密に言えば多少はカチッとするけども。気持ちが良く無い。個人的にはかなりの減点対象。
他のアプリについて
Android採用ということで、Apple Music、Amazon Prime Musicなど定額配信のアプリを入れられるのが利点だと思います。
が、なぜか別途入れたアプリの再生時にはジリジリというノイズが発生する。
ノイズと言うか、音自体がぶれていると言うか歪んでる。音楽アプリだけでなく、YouTubeアプリでも同じ。
特に音量1にした時はひどい。ザザザとかジリジリと言うノイズが乗りまくり。
これを回避するにはゲインをlowにして音量40でようやくノイズが無くなる感じ。
ちなみに音量40はiPhone6s(音量を自動調整ON時 以後略)の音量で2と3の中間ぐらいの音量。
音量50ぐらいの場合、iPhone6sで3ぐらいの音量。
※音量25ぐらいの場合、iPhone6sで1ぐらいの音量になります。
※なお、話がそれますが、どれだけこのプレイヤーの音量ステップが細かいかが分かると思います。
正直この音量で聴いているのは割と少数派なのかなと思っていますが。
しかし、自分のよく使う音量1でバックグラウンドノイズが出てしまうのは非常にマイナス。
しかもそんなに音はぶっちゃけ良く無い。iPhoneで聴いた方がクリアで音が良いと思います。
と言う事で他のアプリで聴くのはオマケぐらいに思っていた方が良いです。
ただ、ラインアウトモードでポタアンをかまして聴くとなんとノイズも無く良い音となる。
ある程度、音を上げないといけないみたいです。
別売のケースについて
公式にケース「XDP-APU100-K」が別売されていますが、個人的にはおすすめしません。
入れるのに苦労しますが、更に一度つけると、外すのに非常に苦労します。
と言うか私の場合、外せませんでした。30分以上粘った結果。無理だと悟り、ケースを破壊して外しました。(縫い目?のところを剥がした)
ぴっちぴちに作ってあり、ボリュームダイヤルの所で引っかかるのですが、そこを全く考慮に入れていません。
AKシリーズのケースのようにボリュームのところは完全に空けとけばよいのにという感じです。
覆うことしか考えておらず、付け外しのことを考えていない。
最後に
他のアプリで聴くとノイズが出るのが残念です。他のアプリが満足に使えないとなると、正直あんまりAndroidの意味が無い。
また、Androidを採用した事で、自由を得たと引き換えに複雑さともっさりとなっている。
個人情報の塊となってしまうのでロックもしないと行けないし。
Androidアプリを入れられるというのは、期待しない方が良い。オマケで入れられる程度に思っていたほうが良いです。
標準プレイヤー以外はノイズが乗り、音がかなり悪くなるので。
また、イヤホンジャックの質が悪いのもマイナス。指すときグニュというすごい微妙な感触。カチッとハマって欲しい。
ネット上で指摘されていますが、どの店舗の展示品も摩耗してイヤホンジャックがガバガバになっている。
良い所は非常に最小音量が低いところです。かなり音を絞れるので寝る前に聞くのにも良いです。
ホワイトノイズも感じません。
なお、9/2に新作の「XDP-300R」が発表されました。
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不要なバンパーやスピーカーが無くなり、バランス端子が追加され、良さそうです。
イヤホンジャックが改善されていると良いなと思う。