pitokka blog

思ったことについていろいろ

Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタは音質向上目的で買っても良い

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はじめに

Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを予約して買いました。
iOS 10が配信された9/14(水)に届きました。

Web上で話題になっていますが、iPhone7からイヤホンジャックが無くなることになり、その代わり、iPhone7にはLightning - 3.5 mmの変換アダプタ(コネクタ)が付属することとなった。

そしてこの変換アダプタ。単体でも発売されることとなった。Apple Storeで見るとなんとiOS 10であればiPhone7で無くても使えるという。(iOS 9以下ではエラーとなり使えない)

自分はこの変換アダプタに非常に興味があった。
Lightning端子はWebの記事を見る限り、デジタル出力しか認められていないはずで、ここからイヤホン端子のようなアナログ出力をするには普通に考えればDACを積む必要が有る。
もしかしたらこの小さなコネクタDACを積んでいるのでは?、それとも実はLightningはこれまでアナログ出力を無効にしていただけ?など、なかなかおもしろそうだと思った。
値段もまあ安いので買うことにした。

また、自分のiPhone6sとiPad mini4のイヤホン端子はホワイトノイズは感じないけど、「ギュルル〜ブチブチ〜ジジ〜」など電波ノイズが結構な頻度で乗り、音質以前の状態だったので、このアダプタを買えば、少しは改善されるのではと、ちょっと期待したのもある。

公式

www.apple.com

外観など

内容物
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短いです。
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iPhone付属のLightningケーブルより、端子は太い。
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端子の色は金でなく銀となっている。
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イヤホンジャック部分。イヤホンを差し込むと、しっかりカチッとハマって良いです。
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ケーブルに「Designed by Apple in California」の文字。謎の自信が感じられる。
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音の印象(音質について)

iPhone6sのイヤホンジャック直刺しと比べました。音源はiPhoneで一番使われるであろうAAC 256kbps、イヤホンは手持ちの中で一番能率の良いSHURE SE535(ノーマルモデル)にて。(音量を取りやすく、ホワイトノイズを拾いやすいイヤホンです)
iPhone6s直挿しと比べて、超ものすごく僅かにホワイトノイズ(残留ノイズ)がある。その代わり「ジュルル〜」と言う電波ノイズは感じない。
音量は同じ。もしくはほんのちょっぴり小さいといったところ。
ほんの僅かに中音が引っ込んでいる。と言うかiPhoneの音は少し中音が盛り上がっているのでフラットになったとも言える。
全体的にマイルドな音になっている。iPhone直挿より聴き疲れしにくい。高音の荒々しさがなくなっている。丸さを感じる。
あえて悪く言えば、高音はそんな出ていない。

Lightning - 3.5mmヘッドホンアダプタを挟む事によって、「ジュルジュル〜ジ〜」という不快なノイズが無くなり、気持ち良く音楽が聞ける状態になります。

ホワイトノイズがあると言ってもAK70より少ないか同等。(AK70は手持ちのDAPの中で一番高い物)

DTCP-IP対応アプリでも問題なく使用可

Lightning - 3.5 mmヘッドホンアダプタを挿した状態で、「Video & TV SideView」や「torne(トルネ) mobile」などのネットワーク上のレコーダーからコピー保護された地デジ等を見るアプリ(DTCP-IP対応)でもエラーせず見る事ができました。問題なく音も出ます。

当たり前では?と思われるかもしれませんが、通常、これらのアプリは地デジ特有のガッチガッチの保護がかけられていて、Lightning接続のDAC内蔵ポタアンを繋げて見た場合、画像のように「著作権保護のため〜 」が出て見れないのです。
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と言う事はDACを積んでいないのだろうか?それとも、DAC内蔵だけど特別にOS側で内部のイヤホンジャック扱いにされているのだろうか。謎です。
ちなみにiOS 10の表示上ではiPhone6s直挿しと同じ「ヘッドホン」扱いになっています。
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Lightning端子の分解画像紹介

カスタムIEM(インイヤーモニター)で有名なメーカーの一つであるFitEarの中の人がLightning端子の中を分解して写真を上げていました。

こう見ると、やっぱりDACが入っていそうな感じに見えます。(感じとしかいえませんが)

2016/09/24追記

海外サイトで更にきれいな分解画像がありましたので紹介します。
www.macrumors.com

上記、海外記事を日本語で紹介している記事
taisy0.com

海外もDACを搭載していそうという見解のようです。

最後に

DAC内蔵なのか、Lightningからアナログが出力されているのかは置いといて、音はiPhone6s直挿しと比べ、違いがあります。
高音の荒々しさが無くなり聴きやすい。(アグレッシブな高音を含まない音)
電波ノイズについても無くなるので、結論としては直挿しより音が良い。「ジュルル〜」と言う電波ノイズが無くなるだけでも個人的には買う価値あり。iPhone7で無い人も音質を上げる目的で買っても良いと思う。
例えば、自分の持っているiPhone6sとiPad mini4のイヤホン端子は、「ギュルギュル〜」と言う電波ノイズ?が乗っていて、音質以前の状態なので。
iPad AiriPhone5sの時は電波ノイズも無く、非常に音が優秀だったのですが…)

間違っても単体DAP(デジタルオーディオプレーヤー)やDAC内蔵ポタアンなどの音と比べてはいけませんが、正直なかなか良いと思います。

iPhone7じゃない人にもこの変換アダプタおすすめです。
電波ノイズの問題が改善されます。


参考:使用したイヤホン

更新履歴

2016/09/16 DTCP-IP&分解画像紹介など追加。文章を詳しくした。
2016/09/24 海外分解記事追加。ブログ・記事紹介追加。誤記修正。文章を詳しくした。
2016/10/10 誤記修正。ブログ・記事紹介に新たなURL追加。