ヘッドホンアンプ・USB DAC「HP-A3」の感想
はじめに
ヘッドホンアンプとして、またアクティブスピーカー用のUSB DACとしてHP-A3を買いました。
メーカーはFOSTEX。
これまではWindowsPCにUSBサウンドデバイス(USB Sound Blaster Digital Music Premium HD)を取り付け、ヘッドホンはスピーカー(NX-50)付属のヘッドホン端子に接続して聞いていました。
これでも割と音には満足していたのですが、最近、Mac miniを購入し、WindowsPCとの2台体制になったので、USB DACが足りず、また昔から興味があったヘッドホンアンプが非常に欲しくなったので買うことにした。
ちなみにこれまで使用していた「USB Sound Blaster Digital Music Premium HD」は一見ヘッドホンアンプぽく見えますが、ヘッドホン端子はおまけレベルのものです。
参考:
「USB Sound Blaster Digital Music Premium HD (SB-DM-PHD)」の感想 - pitokka blog
HP-A3を購入した(選んだ)理由
- ハイレゾ対応(24bit/96kHz)
- RCA端子付きでアクティブスピーカーにも出力できる
- USB、光デジタルの2系統の入力ができる
- Mac、WindowsPC対応
- 手頃な値段(DAC付きヘッドホンアンプとしては)
- 評判が良い
- メーカーのインタビュー動画を見て良さそうだと感じた
参考:インタビュー動画(フジヤエービック 提供)
FOSTEX HP-A3 - YouTube
現在、普通に買うのならHP-A4なのかも知れませんが、予算の都合上、HP-A3にした。
上記で手頃な値段と書いたが、約26000円と、ぶっちゃけ結構高い。オーディオ機器は本当に値段が高い…
2万円台で安い部類というすごい世界。
使い勝手
つまみはアナログボリュームで音量調整しやすい。音は結構小さい音まで絞れるので良い。ヘッドホン「SONY MDR-1R MK2」(24 Ω)では0~1の間で十分な音量が取れる。
ヘッドホン端子とRCA端子の出力については、ヘッドホンを挿すと切り替わるのではなく、前面の「PHONES」、「RCA」ボタンで切り替える。
音について
以下の環境で聴いた
USB接続
PC | Mac mini 2014 |
---|---|
ヘッドホン | SONY MDR-1R MK2 |
光デジタル接続
PC | WindowsPC(自作PC) |
---|---|
ヘッドホン | SONY MDR-1R MK2 |
ヘッドホン端子について、ノイズは全く感じない。クリア。スピーカー付属のヘッドホン端子より、2、3枚ベールを剥いだような感じ。よくある表現ですが、クリアになったことにより、今まで聞こえなかった音が聞こえる。
音の傾向は、ソリッドでタイト系なのですが、ものすごく硬い音というわけでもなく、音の先端は丸っこさを感じ、聞き疲れはしにくい。音は滑らかで上品な感じ。
ただ、低音は薄いので、低音好きの人は物足りなく感じると思う。
感想
USBと光デジタル(角形オプティカル)の2系統を持っているのがやはり便利。
MacとWindowsPC(光デジタル出力端子付き)で共有することができる。
Mac miniはスリープ運用しているのですが、スリープの間、USBは給電され続けているので、光デジタル端子入力の際も別途、USBを電源付きに差し替えることなく、問題なく使用できる。
残念な点は、RCA端子もボリューム回路を通っているので、スピーカーに出力する際にボリュームを「8」ぐらいまで上げてあげる必要がある。なのでヘッドホンを差す際には音量を下げる注意が必要。
RCA端子はボリューム回路を通さないダイレクトアウトにしてほしかった。下位モデルだからしょうがないかも。(ちなみにHP-A7などの上位モデルはダイレクトアウト対応)
初めてヘッドホンアンプを買いましたが、やはり素晴らしいです。
高いヘッドホンを持っているのならば導入するべきだとおもいました。
かなり満足。
FOSTEX 32bit DAC & ヘッドホンアンプ HP-A3
- 出版社/メーカー: FOSTEX
- 発売日: 2010/01/07
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 3人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
更新履歴
2015/01/12 タイトル変更・内容追加・誤字修正