pitokka blog

思ったことについていろいろ

ファミ通1000号記念号を買った

おととい、ゲームショップに行ってみると、1000号記念として、分厚いファミ通が置いてあるのを見つけた。

「へー、ファミ通が今回で1000号になるのか」と思い、購入。
魅力的だったのが、付録として、今までのクロスレビューでプラチナ殿堂入りになったソフト一覧が載った「1986〜2007 プラチナ殿堂入り完全ソフトカタログ」が付いているところ。
35点より大きい点数のソフトには、点数とレビューした人と文章がそのまま載っている。
個人的にはクロスレビューの点数で決めるというシステムは好きではないけど、これは資料的価値があるなと思った。
点数をつけているからこそ、こういう集め方が出来るのだろう。
ぱらぱらとめくり、なんか懐かしい気持ちになった。


久しぶりにゲーム雑誌を買いましたが、やっぱり、プロと言うか記事を書くのを仕事にしている人が書いたものと言うか、本と言う形で編集されたゲーム紹介を読むのはWebの記事とは違った雰囲気で密度が濃くて面白い。


1000号記念企画の1つとして、任天堂、ソニー、マイクロソフトの3社から、1人ずづ代表的な人のインタビュー記事がある。雑誌をめくって始めのほうに、トップバッターとして宮本茂さんのインタビューが載っている。

まさか宮本茂さんのインタビュー記事があるとは思わなかった。これを見れただけでも買った価値があった。

内容は、買って見てもらうとして、インタビューの中にこんな話があったので引用。


インタビューア:(省略)そのほかに、とくに印象に残っている作品などはありますか?


宮本:(しばらく考えて)ゲームソフトではないのですが、ゲームキューブのコントローラでしょうか?それまでの集大成として作ったんだけど、あまりにも受け入れられなかった。「あ、この流れのさきに、僕らが目指すモノはないのか」と感じましたから。


インタビューア:そんな思いがあったのですね。それが、Wiiリモコンにつながっていくわけですか?


宮本:ゲームキューブのコントローラは、これがないと僕らの作るゲームは遊べない、という気持ちで作った物です。でも、そのコントローラーを前提で考えているところに課題がある……となってきましたから。


そういえばゲームキューブ発売日近くに、任天堂オンライン・マガジン「N.O.M」2001年9月号、「任天堂株式会社 情報開発本部長 宮本茂氏インタビュー/2ページめ」にて、


インタビューア:なるほど。コントローラも、ロクヨンからさらに進化しました。


宮本: ええ。たぶん当分の間、一番スタンダードとなるコントローラじゃないかと思います。


と語っていた。


これを見ると本当にゲームキューブのコントローラには自信を持っていたんだなぁと思います。


Wii専用ソフトでも、「大乱闘スマッシュブラザーズX」や「ソニックライダーズ シューティングスターストーリー」など、いくつかのソフトでGCコントローラが使えるようになっているし、個人的には、Wiiカラーにマッチして、振動機能も付けた、ワイアレスGCコントローラ「ウェーブバード」の最新版を出して欲しいな。
最近、コード付きのGCコントローラしか見かけないので。


最後に、ネットで調べている最中、宮本茂さんがコントローラについて語っている記事を見つけたので、紹介。
【シンポジウムピックアップ】 宮本茂氏が"ゲームコントローラーの歴史"を語った - ファミ通.com