非常に快適なトゥルーワイヤレスイヤホンAirPods
はじめに
AirPodsの販売開始情報を見て思わずApple Storeですぐ注文してしまいました。
2016/12/19に届きました。
AirPodsの発表から、左右独立完全ワイヤレス(True Wireless:トゥルーワイヤレス)のイヤホンに興味があり、またiOSに最適化され、手持ちのiOSデバイスに簡単に繋げられる点が良さそうだと感じていた。
公式サイト
外観など
Apple製品はWeb上にいっぱい写真がある状況なので簡単に。
付属品
その他外観
ケースの中に接点が。
EarPodsとの比較
初めてiPhoneの近くで蓋を開けると自動で接続するかのメッセージが出ます。
つけ心地について
着けた際思わず笑ってしまいました。ケーブルが全く無い事がここまで快適だとは。はじめ凄い違和感が。全く繋がれていないという感覚は凄いです。ストレスフリーです。
耳への装着感自体はEarPodsと同じです。ただ、ケーブルが無く、下から引っ張られる感じが無いので、着けた感じがしないは流石に言いすぎですが、付け心地は最高です。非常に軽い。着けたまま自由に移動できます。移動の際のタッチノイズも無縁。
首を振っても全然落ちません。しかし簡単に外せる。不思議です。
音質について
良いです。低音が豊か。かと言って中高音が出ていないわけでも無い。間違っても同価格帯のワイヤードイヤホンと比べてはいけませんが、個人的には十分満足できる音です。1万円ぐらいのBTイヤホンレベルの音質はあります。(手持ちのBTイヤホン JBL REFLECT MINI BTと比べて)
大半の人が十分満足できる音だと思います。
高音は刺さらず、聞き疲れしにくい音で、インナーイヤーらしい音場の広さとヌケの良い音です。
EarPodsと同様に立体的な響きがある。
音としてはフラットでは無く、楽しく聴かせる系の音です。音の響き的にBTイヤホンであることを活かして楽しく聞けるように本体側で若干イコライジングしているかもしれない。
EarPodsと比べて
EarPodsとAirPodsでは音は違います。(音の傾向は似ていますが)
EarPodsより音に厚みがある。AirPodsの音を聴いた後EarPodsの音を聴くとかなりあっさりに感じる。音が軽い。
AirPodsの場合、AACで再圧縮され転送されているとしても個人的にはAirPodsの方が音が良く感じる。(EarPodsと比べ高音はちょっと落ちるけども)
遮音性について
EarPodsと同レベルで遮音性はほとんど無しです。
しかしこれが利点でもあります。着けていても回りの音が聞こえるので、会話も普通にできる。
圧迫感も無い。
使い心地について
AirPods(厳密に言えば内蔵されているW1チップ)の売りの一つだと思うのですか、iOSと接続した時はiCloudでAirPodsの接続情報が共有されており、自分が所持しているiPhone、iPad、Apple Watch、Macに対して各OSに用意された出力先のリストからAirPodsを選ぶ事で簡単に切り替える事が出来る。ペアリング自体は自分の手持ちのiOS端末最初の1回だけ。
通常のBTイヤホンでは奥底のBluetoothのメニューからいちいち接続し直す必要があるので非常に楽。
両耳に着けて再生している最中に片耳からAirPodsを外すと自動で再生が止まる。また着けると自動で再生が再開する。便利。片耳の状態でも手動で再生を再開すれば片耳のみのままで再生出来る。ちなみにiOSではなく、MacOSでも同様。
なお、始めに装着した際、「ボロン〜♪」と音が鳴ります。この音で繋がったかどうかが分かります。
あえて悪い点を言うと、AirPodsは本体がつるつるなので、ケースからイヤホンを取り出す際、滑ってなかなか取れないことがある。
これがあるので外で使用するにはなかなか勇気がいる。(落としそうになる。)
iOS以外の接続について
ケースの外側のボタン長押しで、Android等のiOS以外の端末とつなげることができます。
自分の手持ちのDAP(デジタルオーディオプレーヤー) AK70(Androidベースの独自OS)と繋げてみました。
ちなみにAK70のサポートしているBluetooth音声コーデックはSBC、aptX、aptX HDです。AACは未サポートのためSBC接続となります。
ちゃんと繋がります。ただ、最小音量でも爆音となります。AirPodsに音量ボタンが無いので下げることもできず、どうしようもないです。耳から外しても音は止まらず、音が鳴ったままです。iOSとの接続以外はおまけだと思った方が良いと思います。
なお、他のデバイスに追加接続しても、他のiOSデバイスへはちゃんとつなぎ替えることができます。
ただ、iOSデバイス接続中に、AK70をONにした所、Bluetoothの接続を持っていかれた(iOSの接続が外れ、AK70と繋がった)のであんまりApple製品以外に接続するのはおすすめしない。
最後に
想像以上に凄いです。ケーブルレスで引っかかることも無く非常に快適。
音質については十分満足出来る出来だと思います。かなり良い。
ただ、念のため言うと本体価格が16,800 (税別)だとしても、音としては1万前後のワイヤードイヤホンと比べてはいけない。
ワイヤードイヤホンでいうと3〜6千円ぐらいのレベルの音だと思います。(BTイヤホンでは1万ぐらいのレベル)
充電機能付きケース、完全ワイヤレスシステムなど総合的にお金がかかっていての価格なので、値段を考えれば十分な音質だと思います。
自分は家用に買いましたが、いくら首を振っても取れないといっても、外で装着するには勇気が必要かも。
無くしそうで怖い。値段が値段なので。
AirPodsは何と言っても総合的な使い勝手の良さです。
iPhone、iPadなどを持っている人には非常におすすめです。
更新履歴
2016/12/20 音質・使い勝手など全般的に文章を追加。表現改善。AirPodsのサイト紹介追加。
2016/12/21 表現改善。手持ちのイヤホンを再度聴き比べてレベルを上げた。(3,4千円(5千?)→ 3〜6千円)
大腸内視鏡検査をした時の話
はじめに
昨日は人生で初めて大腸内視鏡検査をしました。
検査の結果は問題なしでした。良かった。
せっかくなのでその時の記録、感想を。
概要
大腸内視鏡検査を行うまでの道のりは大変です。
病院によって多少違うと思いますが、自分の場合、4日前から下剤(錠剤)の服用を開始。3日前から食事制限を開始。前日はマグコロールPという下剤を1800mlの水に溶かして15分おきに約200ml飲むと言う事を約2時間かけて行う。
当日は無論、食事不可で、水分を最低コップ3杯ほど飲み、後は病院にて検査を受ける。という流れ。
下剤について
4日前から下剤(錠剤)の服用を開始するのですが、自分はやけに効いた。
次の日にほとんどの便を出した気がする。
その日は休みで良かった。平日の場合、とてもじゃないけど仕事は無理な状況。お腹がゴロゴロ状態なので。
食事制限について
3日前から消化の悪い食べ物(繊維質の多い物)は不可となっている。特に以下のものは禁止されている。
きのこ類、海藻、こんにゃく、しらたき、玄米、五穀米、大豆、ナッツ類、トマトの皮、ごま、キウイフルーツ
前日は朝と昼は野菜、果物は食べてはだめで、消化に良いものを少量食べることになる(バターロール1個、素うどん、おかゆ1/2など)。夜は絶食。
マグコロールP
前日17〜18時頃からマグコロールPという下剤を1800mlの水に溶かして15分おきに約200ml飲むと言う事を約2時間かけて行う。
この溶かしたマグコロールPはポカリ(スポーツドリンク)の味に似ている。ポカリの味バランスを崩した感じ?ちょっとしょっぱい感じ?な味。
ちなみに飲んでいる最中は横になることは不可で、立っているか、座っているかの状態である必要がある。
15分ごとに飲んでいく過程で、全然出ないなと思っていたら、約1時間後ぐらいから下剤が効き始め、出ます。一度で始めると数分おきに出る。最終的に便が透明または薄黄色な状態つまり水分だけの状態にする必要がある。
なお、病院から判断基準として便の段階を示す写真を渡されます。(多分マグコロールPの添付品)その写真を参考に最終段階つまり透明または薄黄色な状態になるまで水分を取り続ける。
正直、最終的に自分は完全な透明とはならなかった。淡黄色で多少透明だけど白い粉状のが混ざっている。(ビジュアル的に煙の用な感じ)若干混濁してる。カスはないけど…という状態。
完全な透明にならないと少し焦ったのですが、サンプル写真と色は同じだし、問題ないだろうと納得させた。
当日、病院の人にも聞いたのですが、結果としてはOKでした。実際、内視鏡検査を実施した際、大腸は非常に綺麗だった。
要は便器のそこが見える状態になっていれば大丈夫(固形物がない状態)。
なお、自分の場合2時間で飲みきってから便を出し切るのに更に2、3時間かかった。(マグコロールPを飲みきった後も最低500mlは水を取る必要がある)
ちなみに、今回の経験で知ったのが、大腸が空っぽの状態で水分を取ると数分後、そのままお尻から出るという事。
すごい体験だった。真に大腸が空の状態で水分を取る際は、すぐトイレにアクセスできるところでないと非常に危険。
検査当日
検査服を着る。
お尻の所だけ穴の空いたズボンを着る。上着はお尻まで隠れるようになっているものを着る。
内視鏡検査のとき上着をまくればお尻が見える感じ。
内視鏡検査開始時、点滴を打たれる。いよいよ内視鏡を入れるときになったら、点滴のところから安定剤?が入る。
その時一瞬、点滴を挿した箇所がピリッとする。その後、意識がほんの少し遠くなる感じ。とは言え普通に会話はできる状態。
内視鏡を入れらている最中は、すごい痛いというわけでは無いけど、入っている感じがわかると言うか、少し痛いかなという感じ。
安定剤の影響かそこまで辛くはない。
定期的に痛くないですかと聞かれた気がする。
検査自体はすぐに終わる。10分ぐらい?それ以下?かも。ただ、その場でポリープが見つかるとその場で取り除く作業が入るのでその際は時間がかかると思われる。
内視鏡検査が終わると、ベッドのところに移動し、点滴が終わるまで安静に横になる。
なお、自分の場合、終わった段階で、結果を伝えられ、内視鏡で取った写真を渡された。(ベッドで写真を見ながら安静にしている状態)
点滴が終われば後は、先生とお話して終了。
最後に
上の方で、検査の道のりは大変ですと言ったけど、自分としては食事制限など辛いながらも割と楽しめた。なんと言えばいいのだろう、大腸の中を空にすると言う行為が新鮮だったのかもしれない。うまい表現が見つからない。
受けていない人は一度は見てもらったほうが良いと思います。腸内環境も空にすることで一度リセットできますし。
ただ、検査を受けるときは仕事など余裕がある時でないと駄目です。数日は体がそれどころではない状態になるので。
文字サイズを大きくしたiPhoneでiOSアップデード後のApple Pay登録画面が飛ばせない問題の解決方法
はじめに
親のiPhoneは文字サイズをかなり大きくしているのですが、iOS10.1.1アップデート後、Apple Payの登録画面で文字サイズが大きくて設定を飛ばすボタンに被さり押せない不具合が。
「Walletであとで設定」が全く反応せず、飛ばせない。後で設定出来ない。
文字がボタンを覆ってしまっている。
解決方法
Apple Payの紹介サイトにあるクレジットカードのサンプル画像を読み込ませる事で飛ばすボタンが押せるようになり、回避できました。
上記Appleサイト内の以下クレジットカードのサンプル画像を読み込ませると…
番号が入力され、ボタンが押せるように。
最後に
最近AppleがMacBook Proの発表にてアクセシビリティについて自信満々に発表しているのを見た後なので、なかなか微妙である。
ちなみに最初はWeb上の他のクレジットカードサンプル画像を読み込ませようとしたのですがうまくいかず、Appleのサイトにあるサンプル画像だとうまくいきました
参考になれば。
更新履歴
2016/11/05 文章を詳しくした。
Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタは音質向上目的で買っても良い
はじめに
Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを予約して買いました。
iOS 10が配信された9/14(水)に届きました。
Web上で話題になっていますが、iPhone7からイヤホンジャックが無くなることになり、その代わり、iPhone7にはLightning - 3.5 mmの変換アダプタ(コネクタ)が付属することとなった。
そしてこの変換アダプタ。単体でも発売されることとなった。Apple Storeで見るとなんとiOS 10であればiPhone7で無くても使えるという。(iOS 9以下ではエラーとなり使えない)
自分はこの変換アダプタに非常に興味があった。
Lightning端子はWebの記事を見る限り、デジタル出力しか認められていないはずで、ここからイヤホン端子のようなアナログ出力をするには普通に考えればDACを積む必要が有る。
もしかしたらこの小さなコネクタにDACを積んでいるのでは?、それとも実はLightningはこれまでアナログ出力を無効にしていただけ?など、なかなかおもしろそうだと思った。
値段もまあ安いので買うことにした。
また、自分のiPhone6sとiPad mini4のイヤホン端子はホワイトノイズは感じないけど、「ギュルル〜ブチブチ〜ジジ〜」など電波ノイズが結構な頻度で乗り、音質以前の状態だったので、このアダプタを買えば、少しは改善されるのではと、ちょっと期待したのもある。
外観など
内容物
短いです。
iPhone付属のLightningケーブルより、端子は太い。
端子の色は金でなく銀となっている。
イヤホンジャック部分。イヤホンを差し込むと、しっかりカチッとハマって良いです。
ケーブルに「Designed by Apple in California」の文字。謎の自信が感じられる。
音の印象(音質について)
iPhone6sのイヤホンジャック直刺しと比べました。音源はiPhoneで一番使われるであろうAAC 256kbps、イヤホンは手持ちの中で一番能率の良いSHURE SE535(ノーマルモデル)にて。(音量を取りやすく、ホワイトノイズを拾いやすいイヤホンです)
iPhone6s直挿しと比べて、超ものすごく僅かにホワイトノイズ(残留ノイズ)がある。その代わり「ジュルル〜」と言う電波ノイズは感じない。
音量は同じ。もしくはほんのちょっぴり小さいといったところ。
ほんの僅かに中音が引っ込んでいる。と言うかiPhoneの音は少し中音が盛り上がっているのでフラットになったとも言える。
全体的にマイルドな音になっている。iPhone直挿より聴き疲れしにくい。高音の荒々しさがなくなっている。丸さを感じる。
あえて悪く言えば、高音はそんな出ていない。
Lightning - 3.5mmヘッドホンアダプタを挟む事によって、「ジュルジュル〜ジ〜」という不快なノイズが無くなり、気持ち良く音楽が聞ける状態になります。
ホワイトノイズがあると言ってもAK70より少ないか同等。(AK70は手持ちのDAPの中で一番高い物)
DTCP-IP対応アプリでも問題なく使用可
Lightning - 3.5 mmヘッドホンアダプタを挿した状態で、「Video & TV SideView」や「torne(トルネ) mobile」などのネットワーク上のレコーダーからコピー保護された地デジ等を見るアプリ(DTCP-IP対応)でもエラーせず見る事ができました。問題なく音も出ます。
当たり前では?と思われるかもしれませんが、通常、これらのアプリは地デジ特有のガッチガッチの保護がかけられていて、Lightning接続のDAC内蔵ポタアンを繋げて見た場合、画像のように「著作権保護のため〜 」が出て見れないのです。
と言う事はDACを積んでいないのだろうか?それとも、DAC内蔵だけど特別にOS側で内部のイヤホンジャック扱いにされているのだろうか。謎です。
ちなみにiOS 10の表示上ではiPhone6s直挿しと同じ「ヘッドホン」扱いになっています。
Lightning端子の分解画像紹介
カスタムIEM(インイヤーモニター)で有名なメーカーの一つであるFitEarの中の人がLightning端子の中を分解して写真を上げていました。
@takoyaki123 さすがアップル・・・。 pic.twitter.com/22NK8FrI9d
— ロッキー須山@SafeListening (@kindo3) September 16, 2016
こう見ると、やっぱりDACが入っていそうな感じに見えます。(感じとしかいえませんが)
2016/09/24追記
海外サイトで更にきれいな分解画像がありましたので紹介します。
www.macrumors.com
上記、海外記事を日本語で紹介している記事
taisy0.com
海外もDACを搭載していそうという見解のようです。
最後に
DAC内蔵なのか、Lightningからアナログが出力されているのかは置いといて、音はiPhone6s直挿しと比べ、違いがあります。
高音の荒々しさが無くなり聴きやすい。(アグレッシブな高音を含まない音)
電波ノイズについても無くなるので、結論としては直挿しより音が良い。「ジュルル〜」と言う電波ノイズが無くなるだけでも個人的には買う価値あり。iPhone7で無い人も音質を上げる目的で買っても良いと思う。
例えば、自分の持っているiPhone6sとiPad mini4のイヤホン端子は、「ギュルギュル〜」と言う電波ノイズ?が乗っていて、音質以前の状態なので。
(iPad AirやiPhone5sの時は電波ノイズも無く、非常に音が優秀だったのですが…)
間違っても単体DAP(デジタルオーディオプレーヤー)やDAC内蔵ポタアンなどの音と比べてはいけませんが、正直なかなか良いと思います。
iPhone7じゃない人にもこの変換アダプタおすすめです。
電波ノイズの問題が改善されます。
Apple(アップル) Lightning 3.5mm ステレオ ヘッドフォンジャック 変換 アダプタ
- 出版社/メーカー: Apple
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
参考:使用したイヤホン
【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE535 メタリックブロンズ SE535-V-J
- 出版社/メーカー: SHURE
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 23回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
その他ブログ・記事紹介
その他、Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ(Lightning to Headphone Jack Adapter)の音質について言及しているブログ・記事を紹介します。
音の捉え方は人それぞれということで。
ブログ Lightning 3.5mmステレオヘッドホン端子変換アダプタ
Lightning-ステレオミニ変換アダプタ(900円)で高音質に!しかもiPhone7以外で使える!
【レビュー】iPhone 7に同梱、Lightning - 3.5mmアダプタをバラして分析する (1/4) - Phile-web
【藤本健のDigital Audio Laboratory】iPhone 7のLightning-3.5mmアダプタの音質測定。6sステレオミニと比較した - AV Watch
更新履歴
2016/09/16 DTCP-IP&分解画像紹介など追加。文章を詳しくした。
2016/09/24 海外分解記事追加。ブログ・記事紹介追加。誤記修正。文章を詳しくした。
2016/10/10 誤記修正。ブログ・記事紹介に新たなURL追加。
DAP XDP-100Rの感想
購入時期
8月末頃
悪いところ
標準プレイヤー以外は音が悪い
でかい。外には持ち出しにくい。
Android採用によるアプリアップデートの嵐
イヤホンジャックの質が悪い
音量の上げ下げに若干のラグがある
はじめに
これまではデジタルオーディオプレイヤー(DAP)はiPhoneを使用していたのですが、iPhone6sにしてから、キュルキュルやブチブチなど電波ノイズ?が出て音が悪いと言うか音質以前だなと言う状態だったので、最近DAPが欲しいなとネットや店頭などで色々調べていた。
AK70だったり、AndroidのDAPならApple Musicが使えるな…などと思っていたら、Webショップの期間限定セール。
XDP-100Rのセール価格に思わず、ノーマークだったけど、ポチってしまった。
外観など
使用感について
初回起動時間はかなり長い。5分は待った気がする。
起動後、設定やアップデートがアップデートが続く。
購入してから使用できる状態になるまでに1時間半は覚悟していた方が良いかもです。
この点はAndroidを採用している部分の欠点ですね。
それと引き換えにいろんなアプリを入れる事ができるわけですが。
そういう意味では単純なオーディオプレイヤーとして購入するならAndroidで無いAKシリーズなどを選んだ方が良いのかもしれないです。
オンキョーDP-X1との違い
このDAPよくオンキョーのDP-X1と比べられます。
なぜなら会社は同じ(オンキヨー&パイオニアイノベーションズ)で、内部構造はほぼ同じで、ブランドで機種が分かれているため。
詳細は以下
www.phileweb.com
簡単にここで書くとXDP-100Pは
- スピーカーが付いている
- バランス端子が無い。
- バンパーが付いている
- 音楽プレイヤーアプリのデザインが違う。
デフォルトの音楽プレイヤーアプリについて
画面のデザインセンスが良い。
正直、オンキヨーよりはるかに良いと思います。
オンキョーのDP-X1はお店で触りましたが、シークバーが円型だったり、ボリューム表示が直感的にわかりづらい表示などいろいろデザイン重視で、何がなんだか分かりません。
バンパーについて
取り外し可能なバンパーが付いている。
正直かなり邪魔です。イヤホンが挿しづらい。またSE535などの太いプラグの場合、ぶつかり奥まで挿せない。
外すためにはドライバーでネジを外す必要がありますが、かなり穴が小さい。精密ドライバーを要求される。
音質について
ノイズも無く、クリア。
柔らかで上品な音。ちょっとドライな音。
音があっさり気味で、人によってはつまらない音に感じるかもしれない。
聴き疲れしにくい音。
正直個人的にはあんまりパッとしない音なのですが、ポタアンをかますと激変します。
手持ちのポタアンTEACのHA-P50をアナログ接続した所、音場が広く、力強さが加わり、非常に良い音になる。ポタアンをかます事でここまで良くなるとは非常にアナログのポテンシャルが高い証拠だと思う。
イヤホンジャックについて
Web上で話題になっていますが、噂通りしょぼい。
正直5万円台のプレイヤーとしては、しょぼすぎる。安物の延長ケーブルのジャックの方がまだ良いというレベル。
開発段階で誰もおかしいと突っ込む人はいなかったのだろうか?どうしてこんなジャックを採用したんだと感じざるをえない。
カチッと言う感じでは無く、ぬるっと挿さる感じ。厳密に言えば多少はカチッとするけども。気持ちが良く無い。個人的にはかなりの減点対象。
他のアプリについて
Android採用ということで、Apple Music、Amazon Prime Musicなど定額配信のアプリを入れられるのが利点だと思います。
が、なぜか別途入れたアプリの再生時にはジリジリというノイズが発生する。
ノイズと言うか、音自体がぶれていると言うか歪んでる。音楽アプリだけでなく、YouTubeアプリでも同じ。
特に音量1にした時はひどい。ザザザとかジリジリと言うノイズが乗りまくり。
これを回避するにはゲインをlowにして音量40でようやくノイズが無くなる感じ。
ちなみに音量40はiPhone6s(音量を自動調整ON時 以後略)の音量で2と3の中間ぐらいの音量。
音量50ぐらいの場合、iPhone6sで3ぐらいの音量。
※音量25ぐらいの場合、iPhone6sで1ぐらいの音量になります。
※なお、話がそれますが、どれだけこのプレイヤーの音量ステップが細かいかが分かると思います。
正直この音量で聴いているのは割と少数派なのかなと思っていますが。
しかし、自分のよく使う音量1でバックグラウンドノイズが出てしまうのは非常にマイナス。
しかもそんなに音はぶっちゃけ良く無い。iPhoneで聴いた方がクリアで音が良いと思います。
と言う事で他のアプリで聴くのはオマケぐらいに思っていた方が良いです。
ただ、ラインアウトモードでポタアンをかまして聴くとなんとノイズも無く良い音となる。
ある程度、音を上げないといけないみたいです。
別売のケースについて
公式にケース「XDP-APU100-K」が別売されていますが、個人的にはおすすめしません。
入れるのに苦労しますが、更に一度つけると、外すのに非常に苦労します。
と言うか私の場合、外せませんでした。30分以上粘った結果。無理だと悟り、ケースを破壊して外しました。(縫い目?のところを剥がした)
ぴっちぴちに作ってあり、ボリュームダイヤルの所で引っかかるのですが、そこを全く考慮に入れていません。
AKシリーズのケースのようにボリュームのところは完全に空けとけばよいのにという感じです。
覆うことしか考えておらず、付け外しのことを考えていない。
最後に
他のアプリで聴くとノイズが出るのが残念です。他のアプリが満足に使えないとなると、正直あんまりAndroidの意味が無い。
また、Androidを採用した事で、自由を得たと引き換えに複雑さともっさりとなっている。
個人情報の塊となってしまうのでロックもしないと行けないし。
Androidアプリを入れられるというのは、期待しない方が良い。オマケで入れられる程度に思っていたほうが良いです。
標準プレイヤー以外はノイズが乗り、音がかなり悪くなるので。
また、イヤホンジャックの質が悪いのもマイナス。指すときグニュというすごい微妙な感触。カチッとハマって欲しい。
ネット上で指摘されていますが、どの店舗の展示品も摩耗してイヤホンジャックがガバガバになっている。
良い所は非常に最小音量が低いところです。かなり音を絞れるので寝る前に聞くのにも良いです。
ホワイトノイズも感じません。
なお、9/2に新作の「XDP-300R」が発表されました。
www.phileweb.com
不要なバンパーやスピーカーが無くなり、バランス端子が追加され、良さそうです。
イヤホンジャックが改善されていると良いなと思う。
独特の響きと明瞭な中高音 イヤホン Piano Forte I
音の印象
ほのかにホールのような響きのある音。明瞭な中高音。
頂いた時期
2016年7月頃
はじめに
#ポタフェス のFシリーズTwitterレビューキャンペーンに見事当たり、非売品のPiano Forte Iを頂きました。非常に嬉しい。#final_audio pic.twitter.com/bblntDPRfb
— pitokka(ぴとっか) (@pitokka) 2016年7月24日
ということで、イヤホンブランドのfinalさんより、非売品のPiano Forte Iを頂きました。
自分は7月に秋葉原で開催されたポタフェス2016夏に行ってきたのですが、その後、「Fシリーズtwitterレビューキャンペーン@ポタフェス」に参加してみたところ、なんと当たりました。
ちなみに該当のツイートはこちら。
写真ぼけちゃったけどfinalのF7200聴いた。シリコンで出来たイヤフックが付属されていて、それを付ければシュア掛けが出来てノイズ問題がheavenシリーズより大きく改善されていて良かった。 #ポタフェス #final_audio pic.twitter.com/Sq4ATDc1Bk
— pitokka(ぴとっか) (@pitokka) 2016年7月16日
ついでにその他感想ツイート
finalのFシリーズ、F3100、F4100、F7200全て試聴したけど結果、個人的にはF3100とF7200が良かった。その2つは音が柔らかで好みだった。タッチノイズも前シリーズより改善されていたのが素敵。F4100は音が少しシャープだった印象。 #ポタフェス
— pitokka(ぴとっか) (@pitokka) 2016年7月16日
Fシリーズは、heavenシリーズよりタッチノイズが改善されているのが嬉しかった。個人的にはF3100が欲しい。いずれ買おうと思っています。
話を戻して、Piano Forte Iは現在売られているPiano Forte IIのプロトタイプ?的存在で、
かつて「ヘッドホンブック2011」に付属されていたようです。
今では、何度か懸賞商品として配られているようです。
参考:
final-audio-design.com
Piano Forte IIの商品ページの最後の方に「*本製品は、音楽出版社「ヘッドホンブック2011」に付録された“Piano Forte”を、更に進化させたものです。」と書いてある。
外観など
本体は黄色と黒茶のカラーリング(黒っぽく見えますが茶色です)
絡み防止スライダー付き。ケーブルの色は黒です。
Lプラグ
その他写真
音質について
広がりのある音。独特の響きがある。表現が適切かどうか分かりませんが、しいて言えばホールのような感じ。ほのかですが。
低音は柔らか。
鳴らし始めは柔らかな音の印象でしたが、鳴らし込んでいるうちにタイトさが出てくる。
いい感じにぼけている。
高音は刺さりませんが、中高音は少しタイト目なので、人によっては聞き疲れしやすいか。
インナーイヤータイプという事で抜けの良い音。音が立体的。
重厚では無く、独特の低音の響きがある。
音のバランスは強いて言うなら弱かまぼこか。あくまで強いていえば。
柔らかながら、中高音は明瞭で綺麗な印象。
空間表現が上手い。
オーケストラを再生したら思わず、ほおと唸ってしまった。
Piano Forte IIと同様に多分3000円代だと思われますが、クオリティが高い。
柔らかいと言っていましたが、ポタアンで聞くと、全体的にタイトな音になる。特に低音。
個人的には、出力の弱いプレイヤーで聞いた方が相性が良いと感じた。例えばiPhone直刺しなど。
最後に
驚きました。かなり音が良いです。
これがプロトタイプとは。
Piano Forte IIの音が気になってきました。
finalさんありがとうございます。
最後に、Fシリーズの宣伝をしておきます。
final-audio-design.com
きらびやかな高音 イヤホン Heaven V
音の印象
きらびやかな高音。金属的でシャープな音。クリアだけどほのかにぬくもりがある音。
購入時期
2016年1月頃
外観について
付属品など
今時珍しい日本製。
箱がもの凄い高級感があります。
価格に見合う演出で嬉しい。
ケース
中にイヤホンが入っています。
イヤピースは潰れている。一度取り外し、指で触ればある程度直る。
その他写真
コードについて
コードはフラットケーブルになっている。
少し癖がつきやすく、扱いは面倒。
表面はつるつるで絡み防止スライダーはスムーズに動かせる。
Web上の評判でタッチノイズが凄いと聞いていたので、身構えていたのですが、やはりちょっとすごいです。
このイヤホン最大の欠点です。かなり不快なタッチノイズが発生します。
ごそごそと、すごいノイズが伝わります。歩きながら聞く用途にはかなり不向きです。自分の場合その用途では聴いていられないです。
SHURE掛けすることで、大幅に改善されますが、外観上は無理矢理感がありありで厳しい。
外の落ち着いた所で使用するか、家でじっくり聞く用途向けに購入したほうが良いです。
メーカーは「タッチノイズを抑えたオリジナルフラットケーブル」と書いているのですが、抑えてこれなのか…という感じです。
つけ心地
見た目はつけ心地が微妙そうに見えるのですが、思ったより悪く無いです。
すっと入り、むしろ良い方です。問題無し。
金属なので、寒い日はひんやりする。はじめだけですが。
音質について
簡単に言えば、ドンシャリ的な弱カマボコ。中高音より。パンチのある音。金属的でシャープな音。
基本的にはクリアだけどほのかにぬくもりがある音。
ぬくもりはあるといえど、高音は若干刺さりやすく、聞き疲れしやすい。
若干乾いた音。
シングルBAと言うことで、繊細で音のつなぎが滑らか。
そして、シングルBAの割に低音が出ている。
ダイナミック型よりは全然出ていませんが必要十分の量は出ている。デュアルBAであるSE425とほぼ同じぐらい出ている。
BAは数では無いんだなと思わせてくれる。
ただ左右の音場は狭め。奥行きはある。
売りにしているだけあり、ボーカルものは素晴らしい。
俗に言うキラキラサウンド。
これを聴いた後だと、あのSE535ですら、ぼけたサウンドに聞こえる。そんな感じのシャープさ。
シングルBAと言うことで音のキレは良い。
超高速スピードの曲を聴いても反応する。
ジャズなども良い。例えばトランペットの音がペラペラにならず、ちゃんと聞こえる。
ただ複数の楽器があるオーケストラの音になると急にダメになる。そこはやはりシングルBAの限界か。
メーカーの謳い文句に「ぬくもりとクリアさを両立した自然なボーカル再生を実現」とありますが、確かにそういう面もありますが、再生環境を選びます。
最初のほうで、「基本的にはクリアだけどほのかにぬくもりがある音」と書いたのは、再生環境により、そうじゃない場合があるためです。
例えばiPhone6SやヘッドホンアンプHP-A3で再生する分には謳い文句通り、ぬくもりとクリアさを両立しているのですが、ポタアンDAC-HA200やHA-P50を通して聞くとかなり中高音よりのシャープな音になり、ぬくもりはほぼ感じない聞き疲れしやすい音になる。
かなり再生環境を選ぶ印象です。聞くとしたら、プレイヤー直刺しか、味付けのないヘッドホンアンプで聞くのが良いと思います。
最後に
Heaven VはHeavenシリーズの中でもシャープな音のようです。
金属的でキラキラなサウンドが好きな方にはおすすめできるとおもいます。
高音が苦手な方は避けたほうが良いとおもいます。
final バランスドアーマチュア型イヤホン Heaven V FI-HE5BSB3-A
- 出版社/メーカー: final
- 発売日: 2015/06/11
- メディア: エレクトロニクス
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