イヤホン MX585 レビュー
音の傾向
低音が豊かな弱ドンシャリ。
はじめに
「MX585」はゼンハイザーのインナーイヤー型イヤホンです。
寝るときに使用するイヤホン、いわゆる寝ホンとして買った。
価格は3900円前後ですが、ゼンハイザーのインナーイヤー型イヤホンとしては現時点での最上位機種となっている。
VGP 2015 SUMMER「インナーイヤー型ヘッドホン(5000円未満)」受賞 モデル
音質について
付属のイヤーパッド(スポンジ)をつけての感想。
インイヤータイプということでヌケが良く、音場が広い。
低音が豊か。メーカー公式には「充実の低音再生をお届けします」とうたっていますがその通りだと思う。
解像度は値段なり。ただボーカルなどの特定の中高音域はそこそこの解像度があり、良い。
弱ドンシャリ。
音の印象が良い。聞き疲れしにくさは普通。ほんの少し高音がシャリついているので人によっては疲れを感じやすいかもしれない。
使い勝手について
絡み防止スライダーが滑りにくい
イヤホンのコードのビニール部分と、防止スライダーとの間に摩擦が起こり、かなり滑りにくく、動かしづらい。上まで絞るのは絶望的。ほとんど機能していない。
左右がわかりにくい
イヤホンの左右(LR)がわかるように左(L)側にはポッチが付いているのですが、位置が悪く、ぱっと見ではわからず、手探りでようやく分かるという感じ。もう少し分かりやすくする配慮が欲しい。
音量調整はしにくい
アナログのボリュームコントローラがついており、スライダーを下げることで、音を更に下げることができる。便利なのですが、スライダー部分にすべり止めがなく、ツルツルなのでホールド感が無く、スライダーの上げ下げがしにくい。スライダー部分に切り込みなどを入れて欲しかった。
最後に(最終的な感想)
音はいいです。さすがゼンハイザーというところ。
ですが、使い勝手の面はかなり残念な出来です。
せめて絡み防止スライダーはスムーズに動いて欲しかった。
自分は絡み防止スライダーを使わず、そのままコードを輪っか状にくるくる巻いて、付属のポーチに入れて使っています。
カナル型イヤホンが市民権を得て、インナーイヤー型イヤホンは絶滅危惧種というか数えるほどしかない、かつ、安物しかない状況で、そこそこのクオリティーのインナーイヤー型イヤホンを出すゼンハイザーは素敵なのですが、音が良くてもその他のクオリティーが悪いのが残念。
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (1件) を見る