pitokka blog

思ったことについていろいろ

スピーカー「Companion 2 Series III」の感想

はじめに


BOSEのアクティブスピーカー「Companion 2 Series III(コンパニオン2 シリーズ3)」を買いました。
2013年6月14日に発売されたばかりのモデル。「Companion 2 Series II」の後継機です。
BOSEオンラインストア新製品説明&体験会2013 Summer」によると、前モデルの「Companion 2 Series II」はDSPが搭載されていなく、時代遅れになったので、「Companion 2 Series III」ではDSPを新たに搭載し、音響パフォーマンスを上げたとのことです。

参考ブログ:BOSEオンラインストア新製品説明&体験会2013 Summerに参加 - 安値世界一への挑戦 レビュー

発売されてから数か月しか経っていないということで、まだネット上には感想が少ないのですが、ちょっと冒険して買ってみました。
BOSE IE2(イヤホン)を少し前に買って、BOSEにいい印象を持っていたのもある。

外観など

梱包方法が面白い。プラスティックパッケージで四角型に包まれている。

こんな感じで開ける。

付属品など

ACアダプタは各国のプラグが用意されていて、自分の国に合うプラグを取り付けるようになっている。

プラグを取り付けた状態。

スピーカーの裏にはゴム足が付いている。

その他外観



ハードについて

デザインについては落ち着ていて自分は良いと思います。
つまみは大きく、なめらかで操作しやすいです。
ヘッドホンジャックが搭載されているのも良い。
2系統の入力端子が用意されているのもうれしい。

音について

PC用として、モニターの横に置き、比較的近距離で聞いた感想です。
初めに聞いた印象は非常に低音が強い。正直、あまり良くないです。
「低音が強いです」というレベルではないです。非常に低音が出ます。
「ヴーン」というかなり耳に響く低音が出ます。特定の周波数帯の低音をかなり強調しています。
低音の質は豊かな心地よい低音では無く、迫力重視で強調した低音です。
この低音が非常に曲者で、曲をかなり選びます。曲によって相性が良ければ、心地よいのですが、合わないと低音が強すぎて曲のバランスを崩してしまい、割と最悪な音になってしまいます。
例えば、ASKAの「朝をありがとう」という曲は自分が聞いた中でも一番このスピーカーに合っていなく、バックの音が「ボンッボンッ」とまるでどっかの壁を叩いているような、非常に不自然な近所迷惑そうな低音が出て、音のバランスを崩し、不快な音になってしまいます。

というか正直、ほとんどの曲に対し、強すぎる低音がバランスを崩してしまっている印象。
PCのイコライザーを使用して、低音の周波数を抑えてあげて、ようやく聞けるようになるのですが、それでも特定の曲はイコライザーで調整しても、不要な低音が取れず、もうどうしようもない。かなり扱いが難しいです。

なお、中高音は抜けが良くきれいに出ています。なので低音が出すぎているのが残念。
ヘッドホンジャックの音について、ヘッドホンをさして聞いたところ、なんと、素直でクリアな音が流れます。低音は強調されていません。この音でなればよいのになと思ってしまう。
ジャックからは「サー」というノイズは無くて良いです。

最後に

かなり人を選ぶスピーカーだとおもいます。重低音好き向けの作り。
音の傾向としては映画向けの音で、音楽鑑賞にはあまり向かないかなという印象です。
(ちなみに、お店で聞いた音より、静かな家で聞いた方が感覚的に2倍以上低音が強い感じがします。お店では騒がしいのであまり低音が聞こえないからかもしれない。)
正直なところ、自分は低音のアンバランスさに我慢できず、エージング(バーンイン)して何とかなるレベルではないと判断して、損ですが1日で手放してしまいました。(そのあと「NX-50」を買いなおしました。)
あまり万人にはお勧めしずらく、人を選ぶスピーカーだと思います。
重低音好きで無い限り、自分は同じ価格帯であるヤマハの「NX-50」をおすすめします。

参考:スピーカー「NX-50」の感想 - ピポケカblog

更新履歴

2013/10/4 リンク追加
2014/12/31 曲のリンク変更(リンク切れのため)