pitokka blog

思ったことについていろいろ

Seasonic製PC電源「SS-600HM」を買った

2009/12/30 更新

約1ヶ月前、ATX電源「SS-600HM」を買いました。
有名なSeasonic製。


今まで使っていたのは「SS-430HB/S」。同じくSeasonic製。
この「SS-430HB/S」。今となっては日本でのSeasonic電源に当たり前のように搭載されている山洋電気製FANを初めて搭載したというモデルらしい。
音も静かで、問題も無し。初めてPCを組み立てた際に買ってから、かれこれ4年以上は使っていると思うのですが、未だにちゃんと動いている。
耳を電源近くまで近づけると、ちょっとFANから軸音が鳴るようになっているけど、少し離れれば全然分からないレベル。
ではなぜ、新しく買ったのかというと、12Vが少ないからです。
この電源。結構昔に発売された物なので、「ATX 12V Ver.2.01」と規格が古い。12Vが14Aとなっており、12Vが今売られている400W電源より少ない。
最近、皮算用計算機にて、電源計算をしてみたら12Vがかなりぎりぎりだった。
それでも現状は問題ないのですが、今後ビデオカードを付けてみたりということを行おうとすると、かなり怖い状態。
そこで12Vに余裕を持たせたいと思い、新しい電源を買いました。


新しい電源として、「SS-600HM」を買った理由について。
Seasonic製というのもあるのですが、17000円台だったのが、約1ヶ月前から値段が12000円台と急に安くなったのもポイント。安くなった理由はたぶん発売からだいぶ経っているし、あのときは新製品の発売を控えていたからだと思っていたのですが、今商品ページを見てみたら販売終了になっていた。この影響により安くなっていたのかも知れない。


今まで使ってきた感想について。音は静かですが、やはりFANが2つ付いているので、以前の「SS-430HB/S」よりは、ほんの少しうるさいかなという印象。その代わり、ちゃんと熱が外に出るので安心感があります。以前の電源では後ろの穴からも熱が出ていて、電源を切った後、PCケースの上蓋を開けた際、電源後ろのスペースから、ほんのりと熱気が上がってきていたのが少し和らいだ。
また、モジュラーケーブル方式なので、無駄なケーブルを付けないことで、PCケース内部を以前よりすっきりすることが出来た。
その他、動作も問題なし。コンデンサも良いのを使っているし、良い電源だと思います。

オウルテック 電源 600W M12シリーズ SS-600HM

オウルテック 電源 600W M12シリーズ SS-600HM

ここからは電源の選び方についての反省。
しかし、正直、どうせ今買うなら、値段がちょっと高くてもいいから新しい規格の電源を買った方が良かったような気もしています。というのも、この電源、700Wの方では自分が知る限り、DOS/V POWER REPORTで2度もレコメンド*1をとったほどのシリーズですが、値段が下がっているわけで、今の時代では、これはこれで「ATX 12V Ver.2.2, EPS 12V Ver.2.91」と、ほんのちょっぴり規格が古い。
また、12Vが4系統に分かれていて安定と有るのですが、この4系統に分かれていると言うのがくせ者。使い勝手が悪い。
長所であり、欠点でもある。

nVIDIA SLI対応ビデオカード搭載システム 対応電源一覧
上記ページの表を見ると、3,4系統がPCI-Eに振られている。電源の後ろには、PCI-E用ケーブルコネクタが2つあるので、このコネクタが3,4系統だと思われる。
ということはビデオカードを使わない人にとっては事実上1,2系統のみしか使えないことになる。
補助電源が必要なビデオカード使わない場合、なんか損した気分になる。
1,2系統のみの場合、12Vが18A+18A=36Aと、600W電源と言う割に余裕がない。
今のところ1系統18Aも使うことは無いのですが、もうちょっと余裕が欲しかった。
これはちゃんと調べていない自分が悪いのですが...
ちなみにこの表、買った後見つけました。結構重要で、パッケージや、商品紹介ページの方に載せたほうが良い気がする。


最近、いろんなPC電源を見てみると、逆に12Vを一系統にまとめたり、2系統までと言うのがトレンドみたいです。
確かにそっちの方が無駄がないし、技術の進歩で安定性の問題が解決したのかな?素人なのでよく分からない。

*1:その1:http://www.dosv.jp/other/0708/09.htm、 その2:http://www.dosv.jp/other/0809/13.htm